病院へ行って処方箋をもらって薬局で薬をもらう。

薬をもらうときには、領収書とともに“調剤明細書”なるものもくれますよね。
これの中身を見ても、何やらよく分からないことだらけではないですか?

前から気にはなっていたのですが、面倒なので放っておいたのですが、
今日は、これについて調べてみました。

明細書の数字は点数で記載されています。
1点は10円のことです。

まず、調剤技術料

・調剤基本料

処方箋を受け付けるときに発生する基本料金で、19点~41点とされているが、
現実はほとんどの薬局が41点。ちなみに僕が行く薬局は41点。

・基準調剤加算1or2

一定の基準を満たしている薬局がとれる。
1は12点、2は36点である。ちなみに僕が行く薬局は36点。
1と2の差は分からなかった。

・後発医薬品調剤体制加算1or2

ジェネリックの場合の加算で、1は18点、2は22点。ちなみに僕が行く薬局は22点。
1と2の差は分からなかった。

・内服薬調剤料

7日以下・・・・1日につき5点
8~14日以下・・35点+1日4点
15~21日以下・・71点
22~30日以下・・81点
31日以上・・・・89点

3種類まで加算できるので、30日分3種類もらうと81×3=243点となる。

次は、薬学管理料

・薬剤服用歴管理指導料

薬剤師が、その資格に基づき、知識を生かして薬を説明する技術料で、一律41点、
お薬手帳への記載不要とすると、34点になる。

・特定薬剤管理指導加算

ハイリスクな薬についての安全管理で4点。
ハイリスクとは言っても、かなり多くの薬が該当している。


そして、もらいたい薬の価格が加わるわけです。

たとえば、僕の飲んでいる薬の中に「A」というジェネリックではないハイリスク薬があります。
「A」1日2錠30日間分もらうと、いくら請求されるか・・・
薬価は1日73円なので30日で2190円(219点)です。


調剤基本料41点+基準調剤加算36点+後発医薬品調剤体制加算0点+内服薬調剤料81点
+薬剤服用歴管理指導料41点+特定薬剤管理指導加算4点=203点

つまり、203点=2030円は、薬局側に入る金なのです。

それに薬剤2190円が加わり、保険がなかったら4220円払うわけです。
僕の場合は、3割負担ですから、1270円を窓口で支払うことになるわけです。

この場合のケースでは、僕がもらう薬の薬剤価格は2190円、薬局に入るお金は2030円、
もしジェネリックだったら、さらに薬局に220円加算です。


なんか、すごい方式だと思いませんか?

薬剤師は責任の重い仕事だとは思いますが、薬局を何店舗も有する会社自体はぼろ儲けのような気がするのだが・・・間違ってるかな?

国家的医療費を減らしたいなら、薬局優遇レベルをダウンさせたらどうなんだろう・・・