現在の日本の政治は、自民党の一党独走的な政治であると「思わない」人は少ない、
と僕は思います。

なぜ、独走できるのかといえば、議席数が非常に多いからですね。

議席が多いということは、多くの国民から信頼を受けているがための結果だと思いますか?

思う思わないは、個人それぞれですので、僕の意見は控え、事実のみを記してみたいと思います。


2014年の衆議院選挙の小選挙区における自民党当選者と次点との得票差、得票率を調べてみました。

全選挙区を調べたいところですが、
作業が膨大になるため、ここでは、北海道、東京、大阪の都道府にとどめました。



北海道:全12選挙区中8区当選

得票率50%超えは3選挙区、最低得票率は38.8%
次点との得票差の少ないところ:たったの225票、約7千票、約8千票
次点との平均得票差:約1.9万票


東京都:全25選挙区中23区当選(公明党が出るところは出馬なし)

得票率50%超えは9選挙区、最低得票率は39.7%
次点との得票差の少ないところ:約2千票、約4千票
次点との平均得票差:約4.1万票


大阪府:全19選挙区中9区当選(公明党が出るところは出馬なし)

得票率50%超えは0選挙区、最低得票率は34.5%、36.8%
次点との得票差の少ないところ:約4千票、約5千票、約8千票
次点との平均得票差:約1.5万票


ちなみに沖縄県は、全4選挙区で、全員落選です。


東京都は、次点との得票差が0.2万のところもあれば、8.6万や7.9万もの差があるところもあり、
バラツキの大小が非常に大きいので、サンプルにはなりません。

3都道府しか調べていないので、他は分かりませんが、
北海道&大阪だけなら次点との平均得票差は、約1.7万票なのです。

ざっとの話ですが、1選挙区当り投票している人はおよそ20万人前後です。

つまりは、当落の得票数の差は、投票者の数の1割程度の差しかないわけで、
数的に、自民党支持者が圧倒してでの自民党議席数ではないことが分かります。

ちなみに、自民党の小選挙区全体での得票率は、48.1%ですが、比例代表では33.1%です。

以上、僕の計算ミスがあるかも知れませんが、それ以外は、事実のみを記しました。

本当に、今のような自民党独走政権でいいと思いますか?