バブルが終わって10年ほど過ぎた頃の不況時代でも、
40才位で、上場中堅ゼネコン部長クラスの年収の2倍以上をもらっている企業があった。
そこへ発注する企業には、さらに高収入の企業もあった。

バブル時代はもちろんさらに高収入で、
その後の不況になっても社員にそれほどの高額な給料を支払える企業でも、
自分より下位にいる者(企業)に対して、その恩恵をちょっぴりでもまわしてやろうという企業は、まずない。

社会状況がどんなであろうとも、下請けは、上位企業から搾取されるし、言うことを聞かざるを得ない。
もし、改善を求めれば、“他にまわすから要らん”と言われるのが常。

したがって、上位企業同等の年収社員は、特殊ブレイン集団以外では有り得ない。
もはや、これは下請けというより、お抱えブレインと言った方がいいか・・

麻生氏と財務省高級官僚を彷彿してしまう・・・

また、たとえば、同じ仕事を同じ能力で、年収1500万円の正社員と、
年収300万円の派遣社員がやっていたとしても、
その企業経営者は胸を痛めるどころか、高給取りの自社社員を使わずに、
安い費用で派遣先と契約出来て経費節減できるわけだから、喜ばしいことなのだろう。

派遣社員が300万円しかもらえないのは、その派遣先企業の責任範疇ではなく、
派遣社員と派遣側企業の問題だから、派遣先経営者の知ったことではないだろう。

また、話は変わるが、設計会社にとって、設計委託発注企業・官公庁・その他団体等は“神様”である。
何の業界においても、発注者&受注者両者平等であるはずなのだが、
そんな綺麗ごとはどこの業界でも存在しない。

『じゃ、今日の打合せで決めたように、まとめ直して連休明けに持ってきてくれ』

これの意味することは、
“俺たち神様は連休中遊びを堪能してるから、お前ら奴隷は連休中にしっかり仕事して仕上げておけよ”
という意味である。

そして、これは連鎖として続く。
つまり、設計側も、自分たちの楽の確保のために、下請けや派遣労働者に無理強い的に負担をさせる、安い金で。

世の中、理不尽な不思議だらけ。
でも、上のようなことを理不尽であると思い詰めたら、身動きがとれなくなってしまうという世の不思議。


ところで、話は飛ぶが・・・

国会議員は、諸々の諸経費がかかるであろうから、それらに使う金は別とした場合、

自民党の国会議員で、平均的日本国民同レベルまたは、それ以下の貧しい暮らしをしている人はいるだろうか?

一例だけど、昔、刺殺された伝説的庶民・社会党委員長の浅沼稲次郎のような人はいるだろうか?
絶対にいないと思う。

自民党議員・・元々金持ちで地盤持ち、或いは親を引き継ぐ二世議員ばかりではないか・・・

自分らの経済感覚とは違う金持ちを、”自分たちの代行者”として選ぶということ自体がもはや既に不思議。

金持ちは、金持ちの感覚でしか物を見れないというのに。。

ならば、常々、”庶民レベル”という言葉を使っているところなら安心かと言えば、そうだとは言えない。

じゃあ、どうしよう・・・不思議だらけで分からんわ。


以上、おかしな不思議感を思いつくまま書き散らし、発信しただけのものです。