四年前のこと、東日本大震災・・・

僕の住む地域は震度5強だった。

5でも、あれほどの揺れだったのだから、震度7なんて、恐怖を感じる。

あのとき、僕は知人が運転する車に乗っているときだった。

前は、頭の上を走る高速道路だったので阪神淡路大震災のときの情景が頭に浮かんだ。

しかも、切通し道路で、左右は高さ10mくらいの直壁だった。

本来的には、速度を落としつつ左に寄せて停止するが基本だろうが、
場所的に、そうすべき妥当かどうか分からないところを走行中だった。



折句 四年前のこと



 悪夢からもう四年
       犠牲者の冥福祈る



 波打つ地面
    初めて見た日忘れない



 車が跳ねる切通し
       止めるも危険走るのみ



 妹の夫の弟家流された



 命がけ堅固な家の屋根よじ登る



 津波きた高台向かい走り抜く



 今もなお仮設暮らして冬を越す



 春来ても夏を思うと心が痛い



 原発で住む家なくし
        日々の暮らし落ち着かず



 放射能制御できないこと知りながら  
            使い続ける責任どこに


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上から、二番目、三番目は、自分の体験から、

四番、五番、六番目は、僕の妹のダンナの弟の実体験です。

海の近くに住む彼・・・津波が見えたので、高台に向かって走り抜いたのだけど、
もう間に合いそうになく、頑丈そうな建物の屋根になんとかよじ登って、助かったそうです。
彼は、3,4ヶ月体育館暮らし、今は、仮設ではないけどまだ臨時住宅だと思います。