④より 



心療内科と、精神科の違いとか境界ラインって何だろう?


昔的発想では、精神病とは、

自分が病気であることを自覚出来ない病気ということになり、

そういう病気の人が行くのが、

精神科ということになるが、現実は全然違う。


強迫性障害は、自分で十分自覚しているが、精神科が対応している。

鬱病は、精神科の場合もあるし、心療内科の場合もある。


まあ、こういうことはあとあと理解したことなのだが、

”心的不安定が、身体的不調をもたらす”ということで、

心療内科対応となったわけだ。


 初めて、行ったとき、待合室の壁に貼ってあるものに、

まさしくそう書いてあった。


”心的不調が、身体的不調をもたらしていない場合、

また当科がそう判断した場合は、

精神科での受診とするようお願いいたします”


なるほど、そういう区分か・・


でも、すっきりとは分かれ得ないよなと思った。

僕は、伝え落としのないように、自分の症状を細かくメモ書きしていった。

メモを見ながらしゃべり、質問に答え1時間ほど診察室にいた。


そのあと、パソコンを使った心理チェックを3,40分かけて行い、

血圧を測って、採血検査も行った。


ここは、病院なんだという安心感があるせいなのかどうかは分からないが、

ずう~っと、続いている脳の収縮感や、

周囲の状況が透明なカーテン越しに見えるような違和感が、

和らんでいるような気分だった。


 再度、診察室に呼ばれた。

心理チェックは、追って分析して治療に役立てること、

また血液検査は特には異常ないことが告げられた。


そして、まずは2週間、この薬を飲んで調子を見てくれということで、

ドグマチールとデパスという薬が処方された。



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