リアルが忙しすぎて更新頻度が落ちまくってます。
もし楽しみに待っててくださる人がいたなら申し訳ないです。
しかも不穏な感じの所で終わってしまってました、では続けます。
試験外泊前の私は抜かりなかった。
外泊がうまくいくように願ってはいたが、万が一うまくいかなかった時のことを考え、病院に戻ってきてから早いタイミングで主治医T先生に診察の予約を入れてもらっていた。
運が悪いことに、外泊から戻った翌日までは先生が出張とやらで不在だったため、さらにその翌日に診察していただくことになっていた。
案の定悪い予感は当たり、外泊2日目でうつの波が下方に向かってしまったため、これは自分でも正解だったと思う。
(まあこんなにどん底になるとは思ってなかったが)
翌日はとりあえず先生の不在である1日を乗り切ろうと思っていた。
入院してからだんだんと調子が良くなっていたはずだったが、この日は朝から気分の落ち込みがあり、起き上がれなくはないが無気力状態だった。
また頭の中で『どうしてうまくいかなかったんだろう』『外泊に挑戦するのは早かったのだろうか』などと今更どうにもならない考えがぐるぐる渦巻き、コロナ検査は陰性だったので部屋からでて良かったはずだが、作業もサボって部屋で寝込んでいた。
昼食後を食べた後に頓服の抗不安薬を飲んだが、あまり効かなかったように思う。
入院中に訓練したはずなのに自分の悪い考えを止めることができなかった。
多少はうつも治っているかと期待して外泊したのに、治っていなかったことにもショックを受けていた。
解決策は時間しかないのは分かっているが辛い。
夕方頃には、病気が治るイメージができなくなってしまい、酷い不安感が取れなくなってしまった。また重いものが胸に渦巻き始め本当に抑えきれない衝動で苦しくなってしまい、夕食前の(職員が)忙しい時間帯にナースステーションを訪れ、看護師に少しだけ話を聞いてもらった。
5〜10分ほど話を聞いてもらったが、やはり先生の診察を待つように言われた。
また頓服の抗不安薬を飲む。
入院時頃の自分に戻ってしまったようで怖くなってしまった。
フラフラと夕食を1割程度食べ、いつものように薬を飲む列に並んでいると、若い女性の看護師(以下Kさん)に話しかけられた。
先ほどのナースステーションでの私の酷い錯乱状態を見て心配してくれていたようだ。
Kさんは、「19:00過ぎ頃でよければお話聞きますよ」と言ってくれた。ありがたかった。
夕食が終わり部屋でKさんを待つ。
待っているうちにだんだんと精神状態がマシになった。
Kさんは30分ほどすぎてから部屋に来てくれた。それからしばらく彼女に考えていたことなどをお話しし、だいぶ落ち着くことができた。
有効な解決策を提示してくれたわけではないが、うんうんと話を聞いてくれただけで少し心が軽くなった。
その日は落ち着いて眠ることができた。