ブッフビンダーのツィクルスⅡに。この週はトリスタン、モーツァルト、シューベルト、ベートーヴェン(ピアノ、オケ)とドイツ音楽祭りとして自分で組み立てていた。しかし、ブッフビンダーがこんなに良いピアニストだと知っていたら会社の休みをこの週にして、ツィクルス全部を聴きたかった。計画的でない自分に腹が立つ・・・
プログラムは、テンペストが入っているのがうれしい。
ピアノ・ソナタ 第5番 ハ短調 op.10-1
ピアノ・ソナタ 第12番 変イ長調 op.26
ピアノ・ソナタ 第22番 へ長調 op.54
ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調 op.31-2《テンペスト》
ピアノ・ソナタ 第18番 変ホ長調 op.31-3
演奏の方向性は前日と同じ。劇的に誇張したりせず、ベートーヴェンの音楽と向き合う感じ。
今日は22、17、18が良かった。演奏には感心するばかりで、自分の好みのピアニスト。とすると、結局、自分の好きな曲がよく感じるのだろう。ブッフビンダーというよりベートーヴェンと対話するような感覚になる。これはピアノソナタの全曲演奏も関係しているのかもしれない。
中期作品はやはり傑作の森で、ベートーヴェンがまさに自己を確立した時代。その作品群を満喫できた。ブッフビンダーはたまたま日程があったから2日ほどチケット買ったが、自分は知らないピアニストだった。自分は器楽奏者は弱い、、、
自分の中ではピアニストはシフが好きだが、ブッフビンダーもそれくらい好きなピアニストになった。CD購入しサイン会に参加。サインが読めない。