マネスキンの来日公演に。昨年、サマソニで初来日だったが、すぐ翌年の来日。イタリアのロックバンドであるが、20代前半のメンバーで構成されたストレートなロックに、イタリア人のカンタービレの歌に全世界が釘付けに。グラミー賞の新人賞にもノミネートされ、飛ぶ鳥を落とす勢い。

 

実際のライブはその勢いがそのままのった、本当に脂がのったバンドの音楽だった。ロックなどのギター音楽はここ10年EDMにおされて、とにかく下火だった。しかし、最近ギターバンドが盛り上がっているようだ。その先頭を走っている。20代メンバーの荒々しさが伝わってくるロックだった。

 

そして客層もかなり若い。全体的に美男美女でセクシーなロックが現代に復活したのだから、それもうなずける。中性的なところも現代に受けるのであろう。しかし、音楽はいたって真面目でストレートで熱いロック。ローリング・ストーンズの前座を努めたらしいがロックの未来を託したくなる。

 

ライブは本当にかっこよかった。VoダミアーノとBaのビクトリアがかっこいいのはわかっていたし、当たり前のようにかっこよかった。しかし、予想外にギタリストが思っていた以上にインパクトを残した。まず予想に反したテクニック。そして主張するギター。ベースとのからみなど、ライブならではの演奏で、かなり引き寄せられた。(唯一、ギターを騒音のように鳴らすところだけは好きにはなれなかったが)

 

あっという間の2時間だった。これは来日したら再訪確定。とにかく、これからもかっこいい曲を作り続けてほしい。

 

 

ちなみに、この日はやらなかったが他の日では、ダミアーノが進撃の巨人のコスプレをして登場したらしい。昨年の単独ライブではMCで「心臓をささげよ」を歌ったりしていた。期待していたのでおそれがなかったのは残念。

 

有明アリーナは初参戦。思ったより大きい箱だった。そして物販はほとんど並びがない。しかし、Tシャツが昔の暴走族のように「魔音須琴」という当て字を使い、メンバー写真のアップという、購買意欲をそがれるようなもの。なので、購入はあきらめ。次こそはかっこよいTシャツとか作って欲しい