またも発売された ドイツ88ミリ砲!! トランぺッターモデルより | KIYA HOBBY 模型担当Gのブログ

KIYA HOBBY 模型担当Gのブログ

戦車模型コンテストでお馴染のキヤホビーに入荷するスケールプラモデルの新製品、おすすめ品を中心にプラモデルの世界を紹介します。

 

 昨年はボーダーモデルより発売され、ドラゴン、AFVモデルからも1/35スケールが既に発売されているドイツ88ミリ砲。 今月号のアーマーモデリングでも土居雅博氏が、往年の名キット、タミヤ1/35 88ミリ砲をほとんど無改造で製作し、話題となっている。 タミヤのキットが発売されたのは1974年ではあるが、今も他社の新キットと比べ見劣りしない魅力と精密さをもったキットである。

 

 

 そんなアイテムをなんでプラモ各社がやりたがるのか? 戦車のキットに比べ、火砲のキットは昔から人気はそれほどでもないし、。しかも、この大砲、Flakの名前がついている対空砲として生まれた大砲なのだ。 (対戦車砲はPakという表記)    で、なぜかというと、この大砲、当時、敵対していた連合軍から「アハト・アハト」と呼ばれ恐れられていたからだ。しかも、パイロットだけでなく、戦車兵にも恐れられていたのだ。   第2次大戦初期にフランスに侵攻したドイツ軍。 一見強そうなドイツ戦車ではあるが、当時のドイツ戦車では、イギリス軍のマチルダ戦車にかなうことはなく、進撃を止められたドイツのロンメル将軍は、88ミリ砲を水平射撃することを命じ、これを突破することに成功。 また、その後のアフリカ戦線でも、相手の射程外からマチルダ戦車を撃破した。 こうしたことから、「アハト・アハト」は、空だけでなく、陸でも敵味方から有名な砲になったのである。 

プラモデルメーカー各社が、戦車同様、自社の「アハト・アハト」を発売したがるのもうなずける。