名古屋市千種区の「東山動植物園」の洋風庭園のシンボルだった「縄文杉のレプリカ」が近く、姿を消す事になりました
「東山動植物園」再生整備の一環で、洋風庭園のリニューアルに伴う措置の様です。
１９９７年の開園６０周年を記念して造られ、長年名古屋市民に愛されてきましたが、来年１月上旬にも撤去作業が始まるそうです。
縄文杉のレプリカは、屋久島の縄文杉をモデルに、高さ15メートル部分までを原寸大で再現したものです。本物の木の様に見えますが、鉄骨構造で、表面は強化プラスチックやコンクリートで出来ています。洋風庭園西側の園内モノレール植物園駅前に鎮座し、動物園から植物園に移動する乗客らを出迎えてきました
ただ、建設から20年以上が経過して、幹の部分に穴が開くなど劣化が進んでいた様です
名古屋市は有識者を交えて検討して、撤去を決めたそうです
洋風庭園は、イタリア貴族の別荘をモデルに造られた1970年以来、初めての大幅な改装工事が進みます。新しい洋風庭園は、国重要文化財の「温室前館」の正面に池を配置し、前館の姿を水面に映し出す「水鏡」とするそうです。池を中心に、季節の花々が彩る空間になる予定です
一方、耐震補強や鉄骨補修などの保存修理工事が進む温室前館は今月中旬、外観を覆っていた仮設の屋根（素屋根）が3年半ぶりに取り外され、「東洋一の水晶宮」と呼ばれた美しいガラス張りの温室の姿があらわになりました。
戦時下の空襲や伊勢湾台風を乗り越え、現存する国内の公共温室では最も古いとされる施設です。2014年から続く工事は2020年秋頃に
完了予定で、その後植物を戻して、洋風庭園と合わせて2021年春の再オープンを見込んでいるとの事です。
東山動植物園は、月曜休園。12月29日～来年1月1日は休園です。
撤去予定の縄文杉のレプリカ
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