愛知県警は一灯のみの黄色と赤色点滅で交通規制する「一灯点滅式信号機」の撤去を、愛知県内で相次いで進めています
一般には見慣れない信号機の為に、通行方法がドライバーに広く理解されていない懸念がある為です。撤去後は一時停止が定着している「止まれ」の赤色標識に切り替わっています
一灯点滅式信号機は青、黄、赤のランプが並ぶ信号機が設置できない狭い道路の交差点や細いつじに配置されています。全国におよそ21万機ある信号機の内、一灯式は約3%のみです。道交法施行令では、黄色側が「注意しながら」進行、赤色は「一時停止をしてから」進む事が出来る、と定めています。
県警交通規制課の担当者は、切り替え理由を「普通の信号機に比べてドライバーが目にする機会が少なく、通行方法が浸透していない懸念がある。一方、標識による一時停止規制は十分浸透している」と説明してみえます。警察庁は2015年12月に「代替可能な場合は(一灯式の)信号機撤去を検討する」よう、都道府県警に通達しています。
愛知県内では2015年度は51機、2016年度は26機を撤去した様です。2017年度は残る834機の一灯式の内20機を、止まれの標識に切り替えました。夜でも見つけやすい自発光式の標識や、ヘッドライトをよく反射する高輝度標識などを導入。安全性を高める為に、道路管理者にカラー舗装や交差点クロスマークなども設置し、交差点である事を明確にしている様です
担当者は「道路によって交通事情が違う為、切り替えれば事故が減るわけではない」と説明してみえますが、2016年度に切り替えた交差点すべての前後一年間の人身事故発生件数は、切り替え前が10件、切り替え後は5件と半減したそうです
撤去が進む一灯点滅式信号機
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