会場の「神戸国際会館こくさいホール」

 

「芸歴55周年記念 桂文珍独演会 JAPAN TOUR ~一期一笑~」に行ってきました。

 

ホワイエ

 

ホワイエからの眺め。

 

開口一番は、四番弟子なのに文五郎さん(笑)で…アレ、ネタなんやったかな?!
忘れてもた…。

文珍さんの登場!
阪神大震災のあった時、飼っていたネコの小五郎がヘンな鳴き方してたおかげで文珍さんの奥さんはタンスの下敷きにならずに済んだ。
あの時小五郎が鳴かなかったら…今頃新しい嫁さんが…(笑)
この会では毎回震災のことをお話しされますね。
しかも、笑いを織り交ぜて!

長生きのおばあちゃんより先に主治医が先に死んでしまう(2人目)、そんな超高齢化社会!
病院にやって来る老人、元気だから病院に来られる!
調子悪いと病院には来ないで家で寝てる(笑)
最初のネタは、そんな元気な病院に集まる老人の様子を描いた「 老婆の休日 」

続いて、桂福矢さん「 大安売り 」
修行時代、師匠の福団治さん家の近くに、神戸の人ならすぐにわかる(手ぶりで菱形の形作りながら)事務所があって、同じようにそこで修行してる人がいた。
そしてその人の待遇が、同じ修行中の身でありながら、あまりに良くて心が一瞬グラついた?!(笑)

二本目のネタは、昨年の11月頃にできたという創作落語「 落語記念日 」
噺の舞台は「落語」がもはや存在してない未来。
昔、「落語」というものがあった。
「落語」というのは頭の中で状況を思い浮かべるもの、だからオモシロイ!
「落語」で使う「扇子」と「手拭い」も未来の人はわからない…。
「扇子」は昔の冷房装置(笑)で「手拭い」はタオル!
全部、民族資料館にあった資料、誰が書いたかは表紙が破れててわからない、に書いてあった。
その「落語」には「タロ人」という人がいた?! → それは「名人」!
例えば…桂文珍とか(笑)
民族資料館に人間国宝桂米朝師匠のDNAが保存されてるから米朝師匠を復元しよう!
くれぐれも一緒に保存してある息子の米團治くん…以下省略
これも民族資料館にあった、誰が書いたかはわからない資料に書いてあった(笑)
都合の悪いことは全部民族資料館にあった資料のせい!(笑)

中入り後。
夫婦が助けたカエルがスグに恩返しで三つ願い事を叶えてくれる小噺。
三つの内二つは嫁さんが願い事を(笑)、残りのひとつで旦那は嫁さんに聞こえないように「自分より30くらい若い嫁さんがほしい」と…すると若い嫁さんではなく自分が…(笑)

落語は幽霊やキツネが恩返しにやもめの嫁になってくれる「 天神山 」
「 天神山 」は、若い頃師匠の文枝から教わったんだそう。
昔つくった噺と最近つくった噺、それに昔習った噺、なんでも出来る!文珍さん(自画自賛)(笑)

今回も、大きいのから小さいのまでギャグを散りばめながらのトーク&落語。
ちょっと考えないとわからないギャグとか、だんだん理解できて地鳴りのような笑いが起きますよ!
来年も楽しみにしてます!