会場は「大阪歴史博物館」。

 

隣りは「BK、NHK大阪放送局」。

 

奥に大阪城見えたある。

 

『あやしい絵展』みてきました。

 

「あやしい絵」とは?

「あやしい」
という言葉には、妖しい、怪しい、奇しいなど、
さまざまな漢字を当てはめることができます。

いずれにも共通するのは、
いわゆる「キレイ」「見ていて心地よい」とは少し違う、
神秘的で不可思議、奇怪な様子
を表していることです。

グロテスク、エロティック、退廃的、
神秘的、ミステリアス・・・


そのような「美しい」だけでは括ることのできない魅力をもつ作品を、
本展では「あやしい絵」としてご紹介します。

あやしい絵展公式ホームページより

 

展示は、1章の幕末~明治、2章の明治~大正、3章の大正末~昭和の大きく3つに分けられてました。
まあ、ワタクシが思ってた「あやしい」とは、ちょっと違ったかな…。

そんな中でもすごく引き付けられたのが歌川国芳と小村雪岱(こむらせったい)。
国芳の描いた「源頼光公館土蜘作妖怪図」の、愛嬌のある土蜘蛛がよかったよ。

あと、小村雪岱が描いたおせんとお傳。

どちらも実在の人物だそうで…。
おせんは1933年(昭和8年)に東京朝日新聞で連載された邦枝完二の小説『おせん』に描かれた人物。
三美人のひとりとして有名な茶屋の看板娘おせんをめぐる悲恋のストーリーだそうです。

お傳は1934年(昭和9年)に読売新聞で連載された、これまた邦枝完二の小説『お傳地獄』に描かれた人物。

高橋 お伝(たかはし おでん、本名:でん、嘉永3年(1850年) - 明治12年(1879年)1月31日)は、殺人犯。仮名垣魯文の「高橋阿伝夜刃譚」のモデルとなり、明治の毒婦と呼ばれたが、実際は毒婦ではなく、殺人行為は相手に非があったとされている(後述を参照)。

Wikipedia:高橋お伝

 

これらの挿絵を小村雪岱が描いたのですね。

ワタクシ的には、小村雪岱の「 おせん 庭先 」という作品が、非常にシンプルな絵なのですが、色々想像させるものがあって、会場内で一番ア・ヤ・シ・イでした~


『お傳地獄』こえ~

谷中霊園にはお傳さんのお墓あるのか。

いつかお参りしたいな。