■京都の桜と"おせっかいおじさん(胴乱の幸助)"物語 その4
「納屋町商店街」を北へ。
なんだこれ?!
どうやら、どうやらですけど、「なやまっち」というキャラクターのようです。
ちなみに~!『ゆるキャラグランプリ2020』 第269位でした~
続けて「大手筋商店街」を東へ。
めちゃ人が多い!!
奥をおけいはんが走ってますね。
日本酒のまち伏見
アーケードの反対側まで来ました~
商店街の東端近くにある「近畿労働金庫伏見支店」。
ここまで歩いてきた時、「からくり時計」が動いてたよ。
この建物の角、大手筋と両替町通り(でいいのかな?!)が交差する場所に「此付近伏見銀座跡」碑があります。
1601年(慶長6年)、徳川家康がこの地に「伏見銀座」を設置。
"銀座"というのは…
銀座(ぎんざ)とは、中近世の日本の政権において銀地金の買売、および銀地金への極印打つまり貨幣の鋳造を担った場所に与えられた呼称である。
Wikipedia:銀座 (歴史)
堺より職人を招いて通用銀の鋳造を初めたそうです。
ということで、ここが東京の"銀座"を始め、全国各地にある"銀座"という地名の発祥の地になるそうです。
おけいはんが通過~
京阪伏見桃山駅。
東に100mほど行くと近鉄桃山御陵前駅もあります。
なんと!1945年から1968年まで、ここから京阪丹波橋駅とを結ぶ線路があり、相互乗り入れしてたそうですよ!
「駅前0番地」気になる~
大手筋をさらに東へ行くとあるのが「御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)」。
境内の桜。
主祭神は神功皇后(じんぐうこうごう)で、安産、子育てのご利益があるそうです。
奥にも桜ありました。
このソテツでけーなあ!と思てたら、京都市登録天然記念物に登録されてるたいへん由緒あるソテツだったみたいです。
ソテツは南方系の裸子植物のソテツは、一般的には冬期に覆いを施す必要があるそうですが、このソテツは覆いなしで越冬するそうですよ!
神社を出て、伏見桃山駅に向かって歩いてると、「黒田節」誕生の地と書かれた案内板あった!
「黒田節」と言えば「さ~け~は飲め~飲め~飲む~な~ら~ば~♪」で始まる福岡県の民謡ですが…
この地にあった戦国大名福島正則の屋敷での酒宴に、黒田家の家臣母里太兵衛が招かれた際、大きな鉢を杯に見立て「これで酒を」と勧められたが、余りの大きさにそれを断った。
すると、飲めば望みの品を与えると言われ、正則が豊臣秀吉から賜った秘蔵の槍がいただけるなら、と答えると、正則は酒の勢いでそれを承諾。
太兵衛は見事酒を飲み干し槍を持ち帰った。
正則は何度も返してほしいと懇願するが、太兵衛はついぞ返すことはなかった。
というはなしが元になってできたそうですよ!
近鉄電車見えた~
近鉄桃山御陵前駅を過ぎたところで目に飛び込んできたあの言葉!
「京阪バス発祥之地」
この碑があるのは「京阪桃山ビル」前。
「京阪バス」は、京阪伏見桃山駅前から「伏見桃山御陵」への参拝客輸送を目的とした1922年(大正11年)創業のハイヤー会社「桃山自動車」がルーツになるそうです。
「桃山自動車」は京阪との関係を強め、1928年(昭和3年)には「京阪電鉄」傘下に入り、その後いろいろあって1972年(昭和47年)には社名を「京阪バス」に改称しています。
大手筋の僅か300mの間に「銀座」「京阪バス」「黒田節」発祥(誕生)の地があるなんて、オモシロイですね。