私がまだ若かった頃に、よく遊んだ友達で中卒で看護師になった子がいたんですが、その子の勤めていた所は、癌の末期患者がくる病院でした。
その子が私の家に仕事の帰りなんかによって、そのまま泊まったりしたんですが、夜中にうなされてる事があって、どうしたか訊くと患者さんが死んでいくのを見て、それでだと思うと言ってました。
仕事では、もう人が死ぬのに慣れてしまって麻痺してるのが怖いと言っていたものの、実際に夢に出てくるので、それが心理だったと思います。
私は、当時はまだ２０歳前後で、その意味がわからなかったんですが、今考えるとなぜ中卒の看護学校さえ卒業してない彼女が末期患者がくる病院に勤められたのか？
それは、その病院は患者が助かることを前提としてなかったって事だったんだろうと思いました。
却って、彼女のように人生経験も浅く考える能力がない人材が欲しかったという事だったんでしょうね。
患者が死ぬのに慣れろという環境での教育を受けてしまっていたのか、でも深層心理では納得いかない部分があったんだろうと思います。
このフォールオブカバールの今回のテーマで、看護師の暴露にあったのが、医師たちが故意に患者を見捨てて（むしろ、殺している）というのを見てて、思い出しました。
コロナでは話によると、たくさんの人が亡くなった（亡くなされた）という話ですが、それに干渉した医師たちは、私の友人のように人の生命に対して麻痺した状態になってたのかなと思いました。
ちなみに、メドベッドのオペレーター（医者）の人選では、むしろ人道的で思いやりがある人材を優先するという話でした。そっちの方が医者として生きがいがもてるでしょうね。