久しぶりに先月は電子部品で不足している物や以前から揃えたかった物をいくつかAliexpressに注文してました。
昨日、その中の「ツェナーダイオード少量セット」が届いたので一部抜き取り検査を行いました。
購入したのはAliexpressの「NUOWIIN Official Store」というセラーで、抜き取り検査の結果問題なく使用できそうです。

届いたダイオードは面実装SOD-80パッケージの0.5W品。
2.0V,2.2V,2.4V,2.7V,3.0V,3.3V,3.6V,3.9V,4.3V,4.7V,5.4V,5.6V,6.2V,6.8V,7.5V,8.2V,9.1V,10V,11V,12V,13V,15V,16V,18V,20V,22V,24V,27V,30V,39V
の30種が各10個ずつ。
メーカーや型番が分からない怪しげな中華コピー品みたいなんですがツェナーとして使えれば問題なし。

適当に8個だけですが抜き取り検査をおこないました。
可変直流電源をツェナーダイオードの表記電圧より4~5V高くし、1KΩ抵抗を通してツェナーダイオードに電圧印可。
何Vになるのかを見てみると。
2.2V表示 ---> 2.33V
3.3V表示 ---> 3.09V
4.7V表示 ---> 4.60V
6.8V表示 ---> 6.81V
8.2V表示 ---> 8.18V
13V表示 ---> 13.8V
10V表示 ---> 10.4V
18V表示 ---> 18.8V
とまずまずです。
まあ、こんなもんでしょう。
全部で300個あるので全数確認はちょっと面倒。
怪しい中華な電子部品なので使用する時に再確認してから利用することにします。

面実装用SOD-80パッケージのイメージ写真です。

 


抜き取り検査後に並べて写真を撮ってみました。
面実装リール品を10個ずつカットしてあります。
抜き取り確認後なので取り出した部品は元に戻してセロファンテープしてあります。



※私の手持ち部品について
ツェナーダイオードはあまり使う機会が多くないので手持ちは種類が少なく5.1Vと6.2Vと6.8V の3種のみでした。
あまり知られていない様ですが昔は2SC945や2SC1815のBE特性が9V弱のツェナーダイオードになるという裏ワザがあり、過去に私もトランジスタをツェナーとして使いました。
最近知った事ですがこの裏ワザは長期使用により壊れることがあるので良くない様です。(真似しないでくださいね)

2Vから39Vまでのツェナーダイオードがあるといざという時便利なんですが袋入りを買いそろえるとすごい量と金額になります。
そもそも使う頻度はそれほど高くない部品です。
必要になったらその電圧のツェナーダイオードを買えばよいと考えていたんですがネット検索していたら少量多品種(電圧)で安価なセット品『0.5W品30種で各10個のセット(218円「送料別」)』を発見しました。
あると便利そうなので持っておきたい。
メーカーや型番が書いていない怪しい部品ですがこの価格は魅力的。
という事で今回はこの少量のセットを購入することにしました。




以下独り言です。

※Aliexpressの中華製半導体は偽物だらけ
私は最近Aliexpressで電子部品をちょこちょこ購入しています。
少し前、Tiの偽装74HCシリーズのロジックICを買ってしまい通電確認したら全く使い物にならず泣き寝入りしましたことがありました。
汎用OP-AMPやマイコン,3端子レギュレーターやFET等々Aliexprtessでたくさん買いました。
ほとんどの物は明らかな「中華コピー品」。
幸いなことに多少特性が落ちているのかもしれませんがちゃんと使えています。
もともとコピー品だと思って買っているので安価で動作するなら良しなんです。
ただ、最近は全く違う型番(種類)の廃棄部品の刻印を消して書き換えた「偽装品」「詐欺品」が多く出回っている様です。
また、「送信機のトランジスタ(FET?)を付け替えたら送信パワーが半減した」みたいな話も見受けられます。
すで廃番になった部品で国内を探しても流通品が見つからずオークション等で価格が跳ね上がった半導体に通販での「偽装品」が多い様に思えます。
中華な半導体(電子部品)を購入する場合、「コピー品」は当たり前であり「偽装品」「詐欺品」もあると思って購入する覚悟が必要ですね。