新幹線開通のタイミングで姿を消してしまった夜行寝台車。 郷愁を感じられて大好きだった。

似た様なテンションになる、私の場合船の旅。乗り込んでしまったら、あとは到着まで、運命を委ねる状態、こんなに、贅沢にゆっくり過ごせる時間は、日頃ないですね。


 

 夜19時半頃出発便と深夜23時半頃出発の一日2便、到着後の移動もあるため前半の便を選択。

部屋のタイプも色々と選べる。勿論値段と比例。
家族で泊まれる部屋タイプ、それも、眺望バッチリのバルコニー付きもあり、バリアフリータイプ、1人寝台タイプ、雑魚寝タイプ、と色々ですが、歳と共にプライベート空間も大事な気分にシフトしてきてるため、コンフォートと呼ばれる寝台の指定タイプを選択、カーテン閉めればほぼ個室。毛布とテレビはついてます。



 水戸から、大洗フェリー乗り場直行のバスは、夕方2本だけ。
 バスから、船が遠くに見えてきたら、もうワクワクが止まらない。サンフラワー号に乗船、夜景が綺麗です。


 個室(寝台)にいるのは、実際寝てる間だけ。

船内の設備は素晴らしく、食堂は時間が決められますが、夕食、朝食、ビュッフェスタイル。それ以外では、自動販売機が、各種充実。売店では、当船サンフラワー号名物土産、出航地の茨城、北海道の名物も販売。あ、しまった、買いそびれた、ってものは、ここで調達。

 

 売店での、風呂上がりのアイスは最高!

 車で移動の方のご利用多いフェリーですが、こちらは、ペット連れにも優しい。ペットと泊まれるお部屋、ドッグランなども併設。さらに、キッズルームもあり、退屈を持て余したお子様連の方には、大変嬉しい設備ですね。



 部屋から景色が見れない方は、プロムナードと呼ばれる共用リビングみたいな所に、ゆったりくつろげるスペースも。新聞や、雑誌(主に旅行誌)も、充実。予定考えながら、ドリンクちびちび、海を眺めつつゆっくりしてたら、時間など、あっという間。勿論、喫煙所も各階併設。



トイレ、パウダールームは、広くて綺麗、着替えのためのスペースもあり。貴重品用ロッカーに 冷蔵用ロッカーも。コインランドリーまで!
お風呂も大浴場、そこの窓から海を眺めながら下船まで時間指定もなく、アメニティも完備、嬉しい事にサウナも付いてます。
すでに温泉気分なので、就寝前は勿論のこと、起床後、明るい海を眺めつつのんびり。
起床したら、9時過ぎ、食堂終わってても、売店のパンとコーヒーで、ゆっくりと腹ごしらえ。

勿論、海を眺められる寛ぎスペースで。



 デッキにでて、風を感じながら海や、遠くの船、霞んで見える山を望むのも気持ち良い。サウナの後のデッキはほてった身体に最高!が、5分後には、コート取りに戻りました。



 海はずっと穏やか、星が降るような!という晴天ではなかったけど、1番危惧していた、揺れがすごくて酔うということもなく、読みかけの本も進み、降りるのが、お名残惜しい気分。

 

 ターミナルでて、バスの停留所も右手にすぐ。

苫小牧駅経由し札幌駅まで、1時間40分程。

下船後のこのアクセスの良さもありがたい。

始終穏やかな海だったのもラッキーでした。

実は、日の出をフェリーの上から見よう、と思っていたのですが、すっかり爆睡してしまったので、次回リベンジしたいと思ってます。