20時過ぎに寝てしまったので起きてしまった午前4時、ワンタン麺の旅、二日目です。
ホテルの窓からはこんな感じで冷え冷えな町並みがみえました。塩カルをまいている作業車が通ったり時折雪がちらついたりする姿を見ながら朝7時くらいまでごろごろ、ごろごろ。
ゆったりと過ごし7時になったのでこんな朝からとある所へ。今回の旅のメイン企画「朝ラーメンを食べる」を決行します。
そう、酒田のラーメンは消費量日本一ということでも有名なのですが、なんと、朝ラーメンも有名なんです。店によっては朝5時から開店しているという他の地方ではみられない独特なラーメン文化があるらしく、是非それを堪能してみたいと思い気合を入れて早起きしました。(いや、起きてしまったんですがね)
ホテル到着時よりもっとガチガチツルツルになっていたのでめちゃくちゃ怖かったのですが私は新潟県人。上手に歩いて目的地へ向かいます。(まぁ、新潟は温かくあまり凍らないから技も何もないんですが)
途中で見かけた呉服屋さんでしょうか。私こんなに大きなシャッター初めて見ました。消防署でもこんなに大きいのみたことない。開くところを見てみたかったけどまだ午前7時40分。
本日の最初の目的地、照月到着!ショウゲツと読むらしいです。防空駆逐艦のあの読みじゃないみたい。
本当に朝からやっててびっくり。閉店が15時ってのもちょっと他ではないですよね。
事前に調べていたお目当てのものを券売機で発券。店内には私だけで席に着いた頃にあとからもう一人入ってきました。こんな朝早くからラーメンかいっ!って思ったけど自分もでした。
注文したのは細麺のワンタン麺岩のりトッピング。朝からラーメンなんて食べられるのかなぁって思っていたんだけど余裕でちゅるちゅると食べられるさっぱり味。
ワンタンもぺろんぺろんな食感が楽しいし中に入っているお肉もぎゅっと詰まっていて満足なお味でした。
東軒でもそうだったんですが、スープはパンチがない上品すぎる味で子供舌な私にはちょっと物足りなかったかも。でも、しっかりとした味がある麺とワンタンを楽しむのにはちょうどいい加減なんでしょうね。
このチャーシュー、低温調理系の生々しい感じでちょっと好みではありませんでした。焦げ目付くくらい香ばしい方が好き。生海鮮が食べられない私なのでそう思っただけかもしれないと一応いっておきます。
7時50分くらいに照月さんに到着したので食べ終わってもまだ8時ちょっと過ぎ。時間に余裕があったのでもう少し街を散策してもよかったんですが、急におなか痛くなったら困るので即戻りました。普段朝ご飯食べないので怖かったんですよね。
ラーメンの後は珈琲でも飲んでゆっくりしたいなと自販機で缶コーヒーを買おうと思ったその時、そうだ、ホテルの一階に喫茶店があるじゃんと思い出しました。
木戸銭という喫茶店にて甘い珈琲が飲みたかったのでホット・モカ・ジャワを注文。
540円だったんですが量多く味もよくて大満足。ホテルの朝食付きプランではここでモーニングが食べられるみたい。今回はラーメンを食べてしまったので頼みませんでしたが結構味に期待できる喫茶店かもしれません。
チェックアウトは10時。鍵をこの赤いところに置いて終了。
フロントの周りを眺めてみたらバイク好きのオーナーさんらしくバイクの展示と、部屋になかったポットがここにありました。そういえば廊下に電子レンジもありましたね。酒田ステーションホテルを利用される方、フロントの階にポットとお茶セットありますよ、私は気がつきませんでしたが皆さまどうぞご利用ください。
さて、名残惜しいですが酒田を離れ、秋田へ向かいます。乗る予定の列車は10時33分発のいなほ1号。日帰りでの計画だった時に新潟から乗るはずだったいなほに途中から乗ります。最初に予約していた席と同じ席が取れました。
駅に着いたらなんと、恐れていたことが。どうやらいなほが遅れているみたい。16分ほど遅れて到着ということで待合室で待つことにしました。
30分ほど待っていたけどじっとしていられなくてホームへ。
着いた時にも思ったんですけど、やはりこの駅、昔の直江津駅に似ているんですよね。0番線があって反対側には操車場があって屋根の形や柱の色が似た感じ。
そんなノスタルジーに浸っているとようやく16分遅れでいなほ到着。
今度は山側の席だったので新潟から酒田の時とはまた違った風景が見られて面白かったです。結局遅れは取り戻せず11時57分到着予定の所、12時15分頃秋田に到着。
ちなみに私の後ろに座っていた方々、12時13分発のこまちに乗る予定だったみたいでそわそわしていたんですが、接続をとってくれたみたいで無事に乗れたっぽいです。
到着した秋田駅、これでもかってくらい秋田をアピールしていて壮観でした。とくに巨大秋田犬は圧巻。
秋田名物を堪能したところで食の名物を食べに行くことにします。
と、外に出てみたら大雪。なんじゃこりゃというくらい降ってきて参りました。しっかり着込んできたので寒くはなかったのですが(ワークマンのイージスという防寒着なんですが、マジでお勧めです。本当に寒くない)顔にまとわりつく雪が大変に不快。そういえば雪ってこんなだったなぁといらいらしつつも懐かしさを感じながら目的地へlet's go
秋田に行くなら食べた方が良いと友人がお勧めしてくれた末廣ラーメン本舗にて中華そば半炒飯セットを頼んでみました。
昨晩、今朝とさっぱりワンタン麺が続いたのでこってりが身にしみました。やっぱり濃い味の方が私は好き。
特にこの黒い炒飯が絶品で今回は半炒飯だったけどフルで食べたいくらい感動しました。ラーメンはネギのトッピングを大量にぶっかけるのがいいということでしたが、この後また電車に乗るのでひかえめにしてこの大量のお肉を堪能。おいしかったです。ごちそうさまでした。
15時33分のこまちに乗るのにラーメンを食べ終わった時点でまだ12時40分。予定では史跡久保田城をゆっくり回ろうと思っていたのですがあまりの雪にどうしようと考え、まずは学生の頃にきたことがあるアトリオン音楽ホールへ向かってみました。
うん、全然覚えていない。さすがに30年近く前だと記憶もないわな。
その後、アトリオンからでたら雪がだいぶ落ち着いてきたので、予定通り久保田城へ向かってみました。
ついたらメッチャ雪。こんな大雪の時に行く所じゃない(笑)あまりの雪で見通しが悪かったのが残念だけど、誰もいなかったしゆっくり見ることが出来たのでよかったのかな。
その後、久保田城から雪に足を取られながら必死に下山して秋田駅へ向かいました。
15時33分まではあと1時間・・・今思うとなまはげ美術館とかあったのでそこへいけばよかったんだけど結構疲れていたのでその考えも浮かばず思いついたのがここ。
スタバで時間を潰すなんてクソつまんないことをしてようやく15時。東京に帰ります。
E6系は形も良いけど色使いが好き。
かっぱも旅を満喫しました。(雪が多かったので巾着の外にはあまり出ませんでしたが)
これ、何に使うのかわかりますか?ペットボトルホルダー?
田沢湖で隣に乗ってきた方がものすごく温泉臭くてどうしようと思っていたら盛岡で降りてくれてほっとした図。あの硫黄の匂いって家に帰っても数日間残るので仕方ないんですけど結構きつかった。
320km/h運転はほんと気持ちがよかった。ていうか、E6系の静粛性がとても高くて驚きました。
東京駅には14分遅れの19時46分に到着。相変わらずの大混雑の中いつもの通りコイツに乗って自宅最寄り駅に帰りました。それにしても西大井から武蔵小杉の間はよく揺れる。今回も恐怖を感じる揺れでした。
というわけで今回のキュンパス旅は二日間ラーメンを食べまくるというなかなか充実した旅になって大満足でした。
そうそう、お土産は酒田で買っただだっ子(ずんだ饅頭)、だだっパイ(ずんだパイ)、秋田で買ったきりたんぽカップスープ。
上越新幹線を東京から新潟まで初めて乗り通せたしずっと乗りたかったいなほにも乗れたしE3系ではない、E6系のこまちにも乗れた。予定外に宿泊することになったけど3500円しかしない格安ホテルを見つけられたのでそんなに財布にも痛くない良い旅が出来たと思います。今年もキュンパスを発行してくれたJRさんに感謝。
大雪の影響もほとんど受けなかったしよかったよかったで終われば良かったんですが、家に帰ってからが(=_=)
そう、なぜか胃腸炎発症で帰宅後上からも下からもカーニバル。3日間地獄を味わいました。せっかく買ったお土産も食べられず実は先ほどようやく食べられたところ。
はしゃぎすぎたんだなぁ・・・せっかく楽しかったのに台無しだよ(笑)
まぁ、これも思い出。反省して来年はもう少しおなかにやさしい旅にしたいと思います。
キュンパス2025【ワンタン麺の旅】でした。