私が最初にTRN Conchを買った時くらいからいつかは絶対に買うと決めていたイヤフォン、TRN VX Pro+をついに手に入れたのでご紹介します。でも、最初は私のぼやきを聞いてください。

 

1111セールになった瞬間から探していたところ、限定色の赤色を発見。すぐに売り切れるという噂があったので即ポチ、こんな感じで購入することが出来て購入直後はやったぜと満足していたんですがね、

 

 

ちゃんと安くなっているし限定色の赤色は綺麗で私好みだし売り切れる前に手に入れられてよかったよかったで終われば良かったんですが、

 

みんな3000円台で買ってた_| ̄|○

 

私が購入した直後にクーポンが出るわ出るわ・・・X等で安く買えた報告をみる度にショックを受けるわたくし。4200円は決して高くないんですよ、普段6000円以上してたんですから。さらに最悪なのがこのブログを書いている今の時点でも赤色は売り切れてないこと。さらにさらに、今現在(2024/11/23)こんな値段で買えてしまうことがわかって・・・

 

 

くやしゅうてくやしゅうて吐き出さないとやってられないのですよ。まぁ、今回の失敗を糧に次回のセールでは焦って買い物をしないという決意を致しました。皆様もお気をつけくださいませ。

 

というわけで気持ちを切り替えてVX Pro+の紹介をしていきますか。

届いた箱はこんな感じでした。

 

 

え、ちっちゃって思っちゃった。KZの箱とほぼ同サイズ。だってConchがこれですよ

 

 

VX Pro+の方が高級なのに箱はKZと同じようなちっちゃい箱に入ってて驚きました。まぁ、大きい箱である必要は全くないですし、かさばらないので(私は箱は保管するタイプ)いいんですけど。

 

 

 

KZに似ている箱でしたが、側面にマイクの有無、カラーのチェックボックスがあり、今回のは限定色なので赤いシールが貼られて識別できるようになっていました。

イヤフォン表面に保護のためにテープが貼られているし、書いてある文章がにくいですね。ちゃんとしてますアピールが中国製品ぽくなくてグッドです。

 

 

付属品はイヤーピースがS、M、Lの三種(そのうちMはT-Ear Tips)と銀メッキのケーブル一本。ケーブルは臭くないし、噂によるとそんなに悪くない品質のものらしいのですが、私が嫌いなL字なので今回も常用はしないつもり。

 

 

ちょっと、かっこよくしたってダメなんだからねっ!(お、おしゃれじゃないか)

 

 

今までに買ってきた中で初めて内側にカーブが付いているタイプでした。これがどのように装着感に影響を与えるか楽しみです。イヤーピースはT-Ear TipsのMサイズ、ケーブルは標準のものをつけてなんとなく最初はドラクエが聴きたかったのでドラクエ4の終曲をいざ試聴。

 

おぉぉぉぉぉ> (꒪ꇴ꒪ 

 

なんだこれ、なんだこれ、奥の方から音が襲ってくるような臨場感ある豊かな音じゃないか。とんでもなくクリアで解像感高いのでちょっと離れたところにこびとのホルン吹きやトランペット吹きがそこにいるみたいなリアルな響きがする。

PR3やZAX、ZNAも広い音場を持っているのですが、それらを上回る空間の広さにびっくり。例えるならPR3が平面上に多数の奏者が自分を中心に取り囲んでいるような音に対して、VX Pro+はその45度上にもう一段分身した奏者が取り囲んで見下ろしている感じ。

 

 

メッチャ楽しくなってきて私が吹奏楽曲で一番好きなホルジンガーのこの演奏(この曲は吹奏楽一の傑作だと思っています)を再生したところで私の興奮はマックスへ。ベートーヴェンホールの一階席にいるみたいに錯覚する、ちょうど頭上を激しく音が飛びかう、交わりあう、そんな生々しい響きを感じられる音で大興奮。

 

 

あまりにも澄んでいて音一つ一つがくっきりと再生されるので、アレと比べたい!とMDR-M1STを引っ張り出してしまったくらいの解像感に感動。

M1STも解像感のお化けみたいなヘッドフォンで気に入っているのですがそれに匹敵してしまう音の臨場感、現実感がでていることを比べて確認したところでようやく一呼吸。ほんとこの値段でこの音は凄いですよ。M1STなんて34000円したんですからね。

 

いつものようにポップスも聴かねばと鷹嶺ルイさんのオーバードや星街すいせいさんのStella Stellaも聴いてみましたがクラシックの時と同様にふんわりとした優しい音空間で歌手は目の前のいいところにいるし、低音もしっかりずっしりと再生できるしとてつもなくクリアで音一つ一つを理解できるような解像感高く奥行きのある空間を楽しめる非常に満足いくイヤフォンであると開封後30分しか経っていないのに思い知らされました。PR3を追い抜いて私所蔵イヤフォンのナンバーワンに輝いた瞬間でした。

 

空間の広さや解像感の高さはこの小さな筐体の中に詰め込まれた9つものドライバのおかげなんですかね。ノズルの中にBAドライバが二個も突っ込まれているので高音シャキシャキの耳に刺さりまくるものを想像していたんですが逆に全体的に温かみのある豊かな響きがするイヤフォンになっていて感動です。とにかく音空間が広いし、チェロバスの低音は豊かだしビオラ、ヴァイオリン辺りなんかも薄くならず濃い音がするしトランペットなどが大音量になっても潤いがあるのでうるさくない、ほんとクラシックによくあうイヤフォンであると思いました。

手に入れたらFF13のオープニングを是非再生してみてほしい。飛ぶぞっ。

 

 

あえて他のイヤフォンと比べて負けるというか質が違っているところをあげるとするとピアノの音質が例えばPR3ならもっと中身の詰まったぎゅっとしたピカピカした音で再生されるのに対してVX Pro+はそこまで磨かれていないそのままの音で出してくる、そんな感じで若干の物足りなさを感じます。派手さがないんですよね、自然にふんわり広がる極上空間って感じ。

音の広がりがごくごくわずかにDSPをかけたようなものにも聞こえるので人によっては作られた音に聞こえるかもしれませんが私にとっては最高の演出に感じて大好物な音作りです。

 

 

耳に当たる部分がカーブした筐体は軽く(13gしかないらしい)、8BA1DDと9ドライバも入っているのに高さが抑えられていて耳にすっぽり収まる小型で収まりよくてこれもまた好印象。限定色の赤色もツヤピカでみているだけで嬉しくなっちゃう美しさ。

 

試聴の際は付属ケーブルを使いましたが、現在はRedチェーンに付け替えて使用しています。そこそこあった派手さが減ってもっとナチュラルな響きになった気がします。ますますクラシックにあっちゃう。最高じゃないか。

 

私が今持っているどれもいい音がするのですが、それらの中でも一番自然なのに豪華に聞こえて大ホールにいるような臨場感を楽しめるのでお気に入りの一本になりました。特にクラシックをよく聴く方にオススメしたい一本です。購入検討する価値あると思いますよ。(アリエクで買うなら公式のここがオススメ)今ならAmazonでも私が買った値段とほぼ同じ値段で買えそうですのでアリエクが怖い方はこちらもアリです。

 

 

それにしてもこの値段でこのクオリティだったらオーバー10k、30kのイヤフォン達はどれだけとんでもない音がするんでしょうね。私はこれでも超満足しているんですけど手に入れてしまったらどうなってしまうのでしょう。井の中の蛙なレビュー記事書いちゃってますのでそれらを持ってる人がみたら「ふっかわいいやつめ」とか思われてるんでしょうか。

 

中華イヤフォン購入7本目にしてゴールのイヤフォンを手に入れたのでもう買わないと思うでしょう?ZSTxの記事の際に最後にするといっていたでしょう・・・

 

それは嘘だ、もう一本届くっ!何を買ったか乞うご期待。