自然界の一部に憧れ 僕も参加したいと思ったら
残念でしたまだ きみは修行が足りない
ならさとりのしょを
手にとってゆくんだ ぼくはやがて
土になってゆくのさ 何も見えない
でも生きてくんだ
だれかのためにと いいつづけて
呆れられながら行く
待っててね
歌声が届いたら 悲しみが戻るかな
子供が一人で泣きわめく
母親はどこ行った 謎だ
おっきな木なら君を
のぼらせたげてなぐさめれましょう
絵にかいたような街はやがて
月にもできるんだ 星が消えない
でも生きてるんだ
今ここで海や山や空で
鮫や蜂や梟が ごった煮で
歌声が届いたら 僕は救われるかな
言い訳をなしにして やり直しできるかな
手にとってちょうだいな
ぼくのサンプリング
きになってちょうだいな
誰も止めない そんで生きてるんだ
対話してんだ つれだってゆくのさ
自然と町と花と木漏れ日と雨と虹と
泣きやんだ子供と大きな木と海と山を越え
裏側まで光ファイバーを見下して
牧師と天使と森と精霊とお地蔵と待ち人と君と僕と
出会ったのはいつだっけ?
何年前の春だっけ?
廊下ではしゃいで怒られてる人
クラスは離れてたけど
何かと目立ってましたよ 君は
話したのはいつだっけ?
声をかけてくれたんだっけ?
いつの間にかくだらない話して
冷やかされちゃって変な距離感
君は素気ないけど
でもね 知ってた
残り10cmの勇気があったなら
“未来” が変わってたのかな
もっと私単純バカで素直なら
掴んでた はずなの!
好きなの! 好きでしょ?
ポジティブ系の意気地なし・・・
今も思い出すの
このページも あの時のページも
私の初恋でした
「秘密だよ」
君の長い物語の中に私
少しでもいられたかな
君と私の物語が少しだけ
重なってたはずなの!
今はもう子供じゃないけれど
素敵な 恋と思い出の本を閉じたら鍵をかけて
残り10cmの勇気があったなら