思うことは
色々あるけど、
一欠片だけでも
記しておこうと思います。

東日本大地震の
被災者の方々と出会って

東日本大地震の
映画制作を始めて

明確に感じたことは
『ヒトの悲しみや苦しみの度合は
他の人には決して計ることが出来ない』
と、いうこと。

他人が自分の物ざしで
判断するものじゃない。

当の本人にしか分からない。

悲しみや苦しみ
歓びや幸せの度合って
人それぞれ。

社会や日本の教育制度が
どんなにそれを単一化しようとしても
生まれつきのものや、
育った環境によって
受け止め方は違うもの。

それは年齢を重ねることで
変化はするかもしれないけれど、
その許容量って
自分でそうそう
変えられるものでも無い。

それなのに、
自分の許容量と違うと感じると
羨ましさからなのか、

他人を批判したり
自分の型にはめようとする
ひとも多い。

万人を抱擁できるのが
成熟した社会だと思う。

人類はそうやって
進化してきたはず。

どんなに環境が変化しようとも
対応することで
生き残ってきた種族が人類だ。

弱肉強食って、
私たちには当てはまらない摂理。

違いを認め、
個を愛しむ社会を
きっと創れる種族のはずなのに、ね。