人は自分に無いものを拒むタイプと惹かれるタイプの二種類居る。
私は前者だった。彼女と出逢うまでは
穏便に平穏にを常に求めながら生きていながらも心の何処かでは、非現実的な事柄に魅力を感じてもいた。
彼女は地方から単身で上京し、夢を持ち行動に意味を持って生きていた。それに対して私は不良紛いの日々を何も抱かずに過ごしていた。
彼女は心から言葉を発して人と関わっている。その姿が疎ましく思いながらもその人柄に触れて“どうしてこんな生き方が出来るんだ”と私には無いものの美しさと儚さに魅了されていくのだった。
