ホールにて、誰かの泣き声が聞こえてきました。

声の主はひよこ(1歳児)ちゃん。床には崩れた井型ブロック。落とした拍子に壊れてしまったようです。

一声かけにいこうかな、とワタシが動くより先に、らいおん(3歳児)ちゃんが気付いてそこへ。


↑何かごっこ遊び中だったのか、なぜかリュック帽子ネックウォーマーを身に付けているらいおんちゃん


↑会話は聞こえないけど、ブロックを組み変えながら声をかけてくれていて、ひよこちゃんもウン、ウンとうなずいていました。
ブロックを手渡された時にはもうひよこちゃんの目に涙はありませんでした。



↓去り際の表情はどこか誇らしげです。
「人助けのあとは気分が良いのう」
そんな心の声が聞こえてくるようです。


5~1歳児までオープンフロアで一緒に過ごすことの多いたんぽぽ保育園(0歳児のみ2Fにお部屋があります)。


小さい子にとって困った時に頼れる存在が大人以外にもいることになるので、ありがたいのはもちろんのこと。


大きい子にとっても

○目の前で小さい子が困っていたら“何とかしてあげたい”と思う自分を感じる
○じゃあどうしたら良いかな?相手の為を思いながら具体的な行動にうつしてみる(なにもしなかった場合には、どこか後ろめたい気持ちになったり)
○“自分は誰かを助けることができる”という手応えが得られる
(逆に、良かれと思ってしたことだけどマズかった/うまくいかなかったなーということも多々あるでしょう)

…等々。人との関わりのなかで大切なことが経験できる場になっていると思います。



ミネ