学校に特化しての対策
荻窪教室、もう一つの教室と同様、個別指導、少人数指導に特化した。
利点として、ご家庭のニーズをお聞きして、そのお子様に合う学校選びを考え、
その方向で早い時期から「その学校への合格必勝」に向けての授業が展開できていることかも
しれない。
その一例として、今日の「立教小学校受験特別クラス」。
例年、立教受験クラスは5月頃からの開講だったが、今年は1月からスタートした。
この学校の最近の出題傾向は、一言で言えば、かなり難しい!
入試の形態が個別対応なので、一人ひとりを具体物を使い、絵本を使い・・・etc. の対策が必要
で、大きな教室の一斉授業だけでは、無理があるやもしれない・・・と授業をしてみて良く分かる。
さて、今日の「立教小学校向け」の個別指導の授業では、
レオ・レオニの良く知られた絵本を使った。
魚が出てくるのだが、 お子様と一緒に絵本を読んでみると、実に示唆されるところが多い。
立教小学校は毎年、なかなかのチョイスで試験問題の絵本をお選びになられるが、
よーく、分析してみると、一定のお考え?があって・・・・。
昨年の11月の入試では、あるお母様のお母様がお孫さんのために買って下さった本が、
たまたま!? だが、出題され、事前にその本に出会っていたそのお子様は「合格」なさった。
昨年は立教合格はそのお子様だけでないので、特にその本を事前に読んでいたことが
「合格」につながった!?・・・とは考えにくいが、でも、良書を選択することの大事さを
示唆しているケースだと思う。
本を読んで、その中の内容をお子様に聞く・・・のような対策は、やはり、個別でなくては
なかなかお子様に学校側が意図なさる、「こんな答え!?」と御期待なさる答を
お子様がお話なさるように仕向けていくことは難しいと思う。
国語力と、コミュニケーション力・・・、幼児の方々にそのお力を求めるとしたら、きちんとした
対応をお子様にして差し上げないことには難しいかもしれない。l
お話の主人公は○○だったけれど、もし、それがあなただったらどうしますか?
お話の主人公は○○の行動をしたけれど、それをあなたはどう思いますか?
もし・・・だったら? との問いかけに、 「どのようにこたえるか?」
どうでしょう?! 大人でも苦手な方が多いのではないでしょうか?
今日のレオ・レオニの絵本は、小さな魚が群れを作って大きな魚の形になり、本当に大きな魚の
脅威から逃れる方法を考える・・・という内容ですが・・・。
「あなただったらどんな魚になって海で泳ぎたいですか?」
「では、その魚を描いてみましょう」
えっ! 絵を描くの?
まだ、魚の名前もほとんど知らないのに!!!・・・となります。
因みに今日のお子様は「大きなお魚がいい!!」とおっしゃるので、
大きな魚の絵の指導をと。
そのためにはまずは、「何回か水族館に行っていただきたいですし、
魚やさんで、実際に魚もみて欲しいですし、図鑑も調べて欲しいですし・・・」と
お母様にお伝えしましたが、実践するのはこれもなかな大変でしょう。
2時間30分もの長時間の個別指導、途中、「どのようにあなたは…」などと難しいことを聞かれる
と、何だか眠くなってしまうようです。
そんな時、立教小学校で出題されるような、「ちょっとした体操」や「ちょっとした制作」を間に
入れてみると、お子様は回復します。
今年度から、体操指導を特別に体操の先生にお願いしていませんが、やり方によって、充分
教室の片隅で対応できます。
ご家庭でも頑張って欲しいです。
タンポポ会幼児教育研究所
S. Y.