生活の中で興味を持って覚えられるようなご配慮が必要


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 小学校受験で、「準備段階で早目に取り込むことが良い」と思われるのは、


「常識」の領域かもしれない。


 授業で週1回のペースでの総合ー8の今週のクラスは、「常識」


初めての小学校受験をなさるご家庭では、


「どの程度の準備を?」がお分かりにならないのではないかと思うが、


「数量」や「図形」の領域となると、それぞれのお子様の知力の発達段階で、


まだ理解しにくい問題もあるので、その点を考えると、


この秋、11月入試までのスケジュールとして


始めに取り込みやすいのは「常識」の分野からなさったら?と。


 その際には、


できるかぎり、本物を見せ、図鑑で調べ、カードにし(市販のカードを使用するのも良い)


いつも見えるところに、壁等に貼って・・・等して、お子様が興味を持って、覚えられるような


工夫をなさると、次のステップにつながり易い。



 今年の受験に向けて、まだ始まったばかりのように思うが、


ペーパーレッスンを因みに、週1回のペースにして換算すると、11月までにざっと数えて40週しか


ない。


大まかに入試対策として 「数量」「図形」「言語」「常識」の4つのジャンルに分けたとして、


週1回にそれぞれの領域が1回として、「数量」が10回・・・、「図形」が10回・・・・etc. で、


1つの領域をたったの10回で理解させ、習得させることは、特に 「数量」や「図形」の幅広い、


知力を要する領域を、どのお子様にも正答を導きださせるのはなかなか至難のことで・・・。


 

 さて、早目に覚えておくと時間が足りない「数量」や「図形」の領域に時間を少し分けることが


できるかもしれないので、早速、取り組んで欲しい。



 なぜならば、この「領域」こそ、“ご家庭力が物を言う” からだ。


①物の名前をきちんと覚えているかのチェックをする。


  ライオン → ライヨン とおっしゃるお子様が多い。


  ひこうき → 読む時は、ひこーき なので、間違い易い。


  ヴァイオリン →バヤリン、バオリン・・・と。 又、ヴァイオリンの場合、弓を一緒に描いての


ことが多いが、ギターような弓を必要としない楽器との混同も多いので注意。


②物の名前がいくつの音でできているか…の理解のチェックをする。


  1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つまでの音でできている物の名前を


  列記して(多いもので10ヶ位)書き、絵入りで、模造紙に作るのをお勧めする。


③物の名前が、「何の仲間か?」を分かるようにこれも、模造紙など「仲間分け」


 した物を良く見えるところに貼って毎日1回でも、お子様と確認することをお勧めする。


  例として*


  茶碗、と 椀、 漢字でみると一目瞭然だが、


  分け方として、 1.食事をする時に使用するもの

            2.何でできているか? になると、仲間でなく、


              茶碗 → 瀬戸物の仲間   椀 → 木でできている物の仲間


  はさみ


            1. 文房具の仲間 →  文房具やさんで売っている

            2. 金物の仲間  →  大きい形の物など、金物やさんで売っている

            3. 切る物の仲間 →  用途で違う仲間に入る


  etc.


④それぞれの仲間を10個ずつは「すぐに言えるように」させるようにする。


  1.動物、花、魚、鳥、虫、その他の生き物

   

    そして、段階を踏まえて、 


    例: 動物


    1) 名前

    2) いくつの音できているか

    3) 主にどこに住んでいるか → 「動物園」等とおっしゃるお子様が多いが・・・。

    4) どんな特徴があるか → 冬ごもり等

    5) 主にどんな食べ物を食べているか

    6) 胎生(お母さんと同じに生まれる)か卵生か


  2. そして、花、魚・・・・等々を同じようにチェックし、その他の仲間、文房具、

     

     乗り物、掃除の時に使う物、衣類、電気製品等々・・・。



 覚えさせる工夫をさせるのも大変な作業だが、週1回の教室での授業では、


こんなことを・・・と過去の主だった小学校の出題傾向を踏まえ、お知らせして、


導入をするが、その「でるらしい!?」 問題のをお子様がご習得なさるには、かなりの


ご家庭のご協力が必要なので、頑張って欲しい。



タンポポ会幼児教育研究所



 S. Y.