同じ様なフレーズが他のご家庭でもあるけれど・・・



 入学願書を提出する時期にきているが、後、何日かの願書提出日に向けて、今、推敲、真っ最中


いらっしゃるご家庭が多いかと思う。



 願書は、小学校受験を志向なさるご家庭の保護者にとっての最初の関門なので、


同時に提出する健康診断の書類、写真等、細心の注意を払ってご用意なさる必要が


あると思う。


以下、願書をお書きになる際にお気を付けていただくと良いと思われる何点かを記述する。



◆願書の書き方での注意点



 ①氏名


   ふりがなは、表記してある通りに(ひらがな→ひらがな、 カタカナ→カタカナ)に書く。


   氏名は戸籍の記載通りにする。


 ②現住所


   住民登録してあり、実際に住んでいる場所(すぐに住民票を提出するので用意)


   桐朋学園小学校・国立大学附属小学校等は、志願できる区域が決まっているので注意。

  

 

 ③保育歴


  幼稚園・保育園名、その他、御稽古等も書くように指定されている場合は、


  音楽教室・体操教室等等を記入。


 ④既応症


  学校によっては、記載内容が事実と違っていると、入学を取り消されることもあるので


  注意する必要があるが、 健康診断票を提出する学校の場合は、その診断書に記載されて


  いる内容と同様に。


 ⑤写真


  以前には、写真は白黒と決まっていたが、今は、カラーでも、スナップでも可・・・と明記している


  学校が多い。

  

  スナップ写真は、 スナップでも可・・・であっても、 願書なので、やはり、きちんとした感じの


  ものが相応しいと思います。


  又、家族写真の兄弟の服装ですが、 写真館などでお撮りになる場合でしたら、志願者の


  服装に準じたものが良いかもしれません。



 ⑥通学時間・通学方法


自宅から学校までの通学方法を具体的に書く。 自宅から最寄りの駅までの方法、


  最寄の駅から、JR○○線に乗って、どこどこで乗り換えて(乗換時間も)・・・のように


  記入。 徒歩の場合、志願者の足でかかる時間です。


 ⑦職業・勤務先


  会社名・所属部課名・役職等を具体的に記入する。



 ⑧備考


  通常、一般的には父母は最終学校名、兄弟は(在学校名・学年)等を書く。


  海外在住経験等も書いてもよい。



◆学校からの書く上での注意事項(記入欄、記入例等)があるので、熟読し、記入の際には


  良く確認する。


  願書は「お願いの書」なので、 細心の注意を払って、丁寧にきちんと、又自由欄等への


 記入は「どうしても…」の熱心度が伝わるように、読みにくくない程度にぎっしりと書いた方


 が良いです。 大きな字で、最後の一行を残したりしていると、一見した時、「手抜き感」が


 拭えません。 そんなつもりは・・・とおっしゃるかもしれませんが、 直前に読んだ


 他の受験者の願書が「ぎっしり」で・・・ということだってあるかもしれません。 そうなると、


 多分ですが、 そんなもんです。



◆文章の構成、表現をよく考えて。 勿論、誤字がないように。


 

  例年、事前に 何件かの願書がこちらに揃ってくると、


 「あれ、さっき、これは読ませていただいたものだったかしら?」と


 同じご家庭の願書を再度、読んでしまったかな?」と、思わず見直してしまう時がある。

 

 願書は特有の言い回しや、それぞれの学校の教育方針に沿った形で、


「御校の○○に共感して・・」とか、 書きがちになると思う。


1通だけを見た場合、その文章が気にならないが、沢山が集まってくると、


極端な感想を言うと、 


「皆の文章が似ていて、誰のだったか分からない!」 ということも、例年、少なくない。




 同じ学校に向けての願書だから、当然、似てくるのは仕方がないかもしれない。


しかし、 「このご家庭は!?」と良い意味で、 その願書を横によけていただけるような、


学校側が、「このような内容をお書きになるご父兄はどんな?」と 赤字で印を付ける!?ような


願書を書かなければ、「願書」で、お子様を助けることはできないかもしれない。



 どんなに流暢な文章でも、他の方達と余りにも文章の構成や、文章のフレーズそのものが


似ていると、「何か、マニュアルをご参考になさったのかな?」と勘繰られるのも残念なことなの


で、注意が必要だ。


*募集要項、記入方法を確認し、指定通りに書きましょう。


*筆記用具は、指定されている場合はそのように。 一般的には、黒色のペンで書きます。


  文字は楷書で分かり易く、見やすく、読みやすく・・・が鉄則です。


  願書は多くて1ページ程度なので、その量の中に、同じフレーズが余り入っていると、


  気になります。 せいぜい、同じ文言は2つ位で・・・。 同じことを伝えたい時は、何とか、他の


  言い回し を考えましょう。 


*「願書」はこちらから「お願い」するので、 表現に特に注意しましょう。


  良くある例ですと、 ”私どもの家庭の教育方針が、貴校と一致しているので・・・”等と


  お書きになるご家庭も多いですが、 余り、良い表現ではないと思います。


  同じ意味でも、他の表現で…と思います。



◆願書の実物を何枚かコピーと取り、下書きをする


  上記の事を踏まえたうえで、 推敲なさった下書きを、「コピーした願書」に書いていきます。


 住所等、決まり切った内容のものでも、緊張すると間違ってしまうことがあります。


 何度か「本番」の前に書いてみるとよいかもしれません。


 特にお気を付けられたらよいのが、 「他の兄弟の生年月日」などを書いてしまうケースが


 あることです。 生年月日は確かに合っているので、「気がつかない!?」のですが、実は、


 他の兄弟のものだった・・・ということも実際にあります。


◆≪実物の願書≫は、書き終わったら、ご両親で良く読み返しましょう。


  父母がそれぞれお読みになり、間違っていないかを確かめます。


 提出する際には、入試に関連して提出しなければならない書類を再度確認致しましょう。


 提出書類は全て、コピーを取っておかれること。 書類不備のようなご連絡を学校から


 いただくことはまずないですが、 念のため。


 又、面接は、「願書」に沿ってお聞きになることも多いので、必ず、面接の際には、


 コピーしたものを持参していらっしゃることをお勧めします。




 少人数制指導・1対1の個別指導でお子様を合格させる

 タンポポ会幼児教育研究所