夏休みは「願書」の準備を・・・
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秋に小学校受験を控えていらっしゃる受験生の親も、受験生も、普段よりも、時間がまとめて
使えるので必要なことを、近くになって慌てないように、「願書」の準備を、夏休み中に始められる
ことをお勧めする。
ほとんどの学校で、「志望理由」を書かなければならない。
前にも書いたが、「家庭の教育方針」は、学校によって「ころころ」変えるのはおかしいはずだ。
きちんとした、「教育方針」の骨子が、あれば、それを、どの学校にも全面に出せばよい。
そのためには、何度も推敲し、<これでよし>と思える物を作成しなければならない。
お子様の明暗がかかっているかもしれない、大変に重要な「願書」、まさか、突貫でなさる
ご父兄はいらっしゃらないとは思うが、毎回申し上げても、提出日に近いところでご用意なさる
ご家庭もいらっしゃる。
①重々承知なのだが・・・まだ、骨子を決められない。
②重々承知なのだが・・・何だか、忙しくて・・・。
③準備してみたのだけれど、推敲しているうちにどれが一番良いか分からなくなって・・・。
そんな、こんなで、結局、間近になって、 まだ出来上がってないで、余裕(気持ちに)が
なくなり、なんだか「どこにでもあるような内容」の願書に結局なってしまうケースもかなり多い。
それに、願書も間違わないで書くには、本当に真剣にならないと・・。
時間的にも余裕がないと、自分でも経験があるのですが、気をつけて、気をつけてやった
つもりなのに・・・、「えっ!!!」と驚愕したことが何度もありました。
ほんの一瞬の緩みなのか、緊張し過ぎてなのか・・・。
1枚しかない願書を失敗するのは最悪です!!! (2通位はお買いになられるご家庭も
いらっしゃるでしょうが)
1校だけの提出なら、そんなことはないとも思いますが、多分、少なくとも3校位、多いお子様では
7校~8校も書かなければならない場合、あり得ないようで、それがよーくあるんです。
きっと、ご自分のことでなく、お子様のことで・・・なので、余計にビビって…のことかもしれ
ませんね!
特に、慶應義塾幼稚舎や、慶應横浜初等部のように、書く所が多く、書き手の思いも
切実であると…、最後の行まで、何とか、間違いないで書くのは、物凄く神経を使うので、
余程、心落ち着けて、「さあて!」 と心してかからないと、 誤字、脱字、一行ずれて
写し間違えたり・・・と。
先日、伺って色々先生とお話させていただいた学校の
平成26年度 「児童募集要項」の中で、
過去の入学試験問題例が具体的に載っていた。 本年度は、また新しい角度からも問題を作る
予定です・・・とただし書にあったが、
1.記憶
◆視覚、聴覚、触角等を使って、与えられた物を記憶する能力をみます。
2.生活
◆社会生活のルールを身に付けているかをみます。
◆基本的な生活技術等が身に付いているかをみます。
3.運動能力
◆運動器具等を使って、走る、跳ぶ、投げる等野運動能力をみます。
4.言語
◆日常的な話の中から、その内容を理解する能力や、言葉についての知識を持っているかを
みます。
◆数枚の絵等を使って話を構成する能力をみたり、絵の中に描かれている事柄を正しく説明
する能力をみます。
5.数と量
◆数の多少の順番をたずねたり、物と物、物と数詞を対応させながら、数学的に考える能力を
みます。
◆数の大小や広さ、長さの長短の比較、量の保存の考え方が身についているか等をみます。
6.形
◆複数の形を見て、それらの相違点を指摘できるか等をみます。
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[保護者・受験時面接]
◆受験時面接では、質問された内容を理解し、要領良く明確に答えられるかをみます。
◆保護者の方には、本校の特色や家庭での教育方針等についてうかがいます。
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以上のことで、色々示唆されることに気が付く。
今までに小学校受験準備学習をしてきたが、 改めて学校側からの正式なメッセージを
拝見すると・・・。
「願書」には、上記の試験問題例を参考になさって、ご家庭の教育方針としてどのように、
赤ちゃんの時から「子育て」をしていらしたかを・・・きちんと骨子にするのも、一案かもしれない。
当会は、慶應義塾幼稚舎・慶應横浜初等部、その他の学校の昨年の願書を
元に、既に「願書の作成」にかかっていらっしゃるご父兄もいらっしゃる。
添削をお引き受けしているが、一度に沢山は見れないので、なるべく早目に
第1稿 (大抵は、2回、3回と書き直すので・・・)を、お持ちいただきたいと思うが・・・。
写真: 慶應義塾幼稚舎の先生が、幼稚舎のご父兄方に「福澤先生に関する本」として
お勧めになっている一冊。
「願書」をお書きになる時に参考になさってみては?
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