夏休みは「願書」の準備を・・・



福澤諭吉が生きていたら/扶桑社

¥1,800
Amazon.co.jp            『福澤諭吉が生きていたら』  扶桑社 初版2008年

 秋に小学校受験を控えていらっしゃる受験生の親も、受験生も、普段よりも、時間がまとめて


使えるので必要なことを、近くになって慌てないように、「願書」の準備を、夏休み中に始められる


ことをお勧めする。



 ほとんどの学校で、「志望理由」を書かなければならない。


前にも書いたが、「家庭の教育方針」は、学校によって「ころころ」変えるのはおかしいはずだ。


きちんとした、「教育方針」の骨子が、あれば、それを、どの学校にも全面に出せばよい。


そのためには、何度も推敲し、<これでよし>と思える物を作成しなければならない。


お子様の明暗がかかっているかもしれない、大変に重要な「願書」、まさか、突貫でなさる


ご父兄はいらっしゃらないとは思うが、毎回申し上げても、提出日に近いところでご用意なさる


ご家庭もいらっしゃる。 


①重々承知なのだが・・・まだ、骨子を決められない。


②重々承知なのだが・・・何だか、忙しくて・・・。


③準備してみたのだけれど、推敲しているうちにどれが一番良いか分からなくなって・・・。



 そんな、こんなで、結局、間近になって、 まだ出来上がってないで、余裕(気持ちに)が


なくなり、なんだか「どこにでもあるような内容」の願書に結局なってしまうケースもかなり多い。


 それに、願書も間違わないで書くには、本当に真剣にならないと・・。


時間的にも余裕がないと、自分でも経験があるのですが、気をつけて、気をつけてやった


つもりなのに・・・、「えっ!!!」と驚愕したことが何度もありました。


ほんの一瞬の緩みなのか、緊張し過ぎてなのか・・・。 


1枚しかない願書を失敗するのは最悪です!!! (2通位はお買いになられるご家庭も


いらっしゃるでしょうが)


1校だけの提出なら、そんなことはないとも思いますが、多分、少なくとも3校位、多いお子様では


7校~8校も書かなければならない場合、あり得ないようで、それがよーくあるんです。


きっと、ご自分のことでなく、お子様のことで・・・なので、余計にビビって…のことかもしれ


ませんね!



 特に、慶應義塾幼稚舎や、慶應横浜初等部のように、書く所が多く、書き手の思いも


切実であると…、最後の行まで、何とか、間違いないで書くのは、物凄く神経を使うので、


余程、心落ち着けて、「さあて!」 と心してかからないと、 誤字、脱字、一行ずれて


写し間違えたり・・・と。




 先日、伺って色々先生とお話させていただいた学校の


平成26年度 「児童募集要項」の中で、


過去の入学試験問題例が具体的に載っていた。 本年度は、また新しい角度からも問題を作る


予定です・・・とただし書にあったが、


1.記憶


 ◆視覚、聴覚、触角等を使って、与えられた物を記憶する能力をみます。


2.生活


 ◆社会生活のルールを身に付けているかをみます。


 ◆基本的な生活技術等が身に付いているかをみます。


3.運動能力


 ◆運動器具等を使って、走る、跳ぶ、投げる等野運動能力をみます。


4.言語


 ◆日常的な話の中から、その内容を理解する能力や、言葉についての知識を持っているかを


   みます。


 ◆数枚の絵等を使って話を構成する能力をみたり、絵の中に描かれている事柄を正しく説明


   する能力をみます。


5.数と量


 ◆数の多少の順番をたずねたり、物と物、物と数詞を対応させながら、数学的に考える能力を


   みます。


 ◆数の大小や広さ、長さの長短の比較、量の保存の考え方が身についているか等をみます。


6.形


 ◆複数の形を見て、それらの相違点を指摘できるか等をみます。


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[保護者・受験時面接]


 ◆受験時面接では、質問された内容を理解し、要領良く明確に答えられるかをみます。


 ◆保護者の方には、本校の特色や家庭での教育方針等についてうかがいます。


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 以上のことで、色々示唆されることに気が付く。


今までに小学校受験準備学習をしてきたが、 改めて学校側からの正式なメッセージを


拝見すると・・・。


 「願書」には、上記の試験問題例を参考になさって、ご家庭の教育方針としてどのように、


赤ちゃんの時から「子育て」をしていらしたかを・・・きちんと骨子にするのも、一案かもしれない。



 当会は、慶應義塾幼稚舎・慶應横浜初等部、その他の学校の昨年の願書を


元に、既に「願書の作成」にかかっていらっしゃるご父兄もいらっしゃる。


 添削をお引き受けしているが、一度に沢山は見れないので、なるべく早目に


第1稿 (大抵は、2回、3回と書き直すので・・・)を、お持ちいただきたいと思うが・・・。



写真: 慶應義塾幼稚舎の先生が、幼稚舎のご父兄方に「福澤先生に関する本」として


お勧めになっている一冊。


「願書」をお書きになる時に参考になさってみては?



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タンポポ会幼児教育研究所