数につよくさせるには? 思考力を上げるには?
先週の授業での数量領域、 なかなかむずかしかったかもしれない。
数量の領域も終盤に入り、数を「対応する」 のが、①1対1でなく、②1対2、③1対3、④1たい4に
なってくると、なかなかやっかいだ。
1) ①子どもが5人います。 1人に1つずつアメを配るといくつになるでしょう。
②お皿が5枚書いてある。 イチゴが6個書いてある。
・お皿1枚にイチゴを1つずつ配ると、イチゴはいくつ余りますか?
2) ①子どもが5人います。 1人に2つずつアメを配るといくつになるでしょう。
②お皿が5枚書いてある。 イチゴが11個書いてある。
・お皿1枚に2個ずつイチゴを配ると、イチゴは何個余りますか?
3) ①子供が3人います。 1人に4つずつアメを配るといくつになるでしょう。
②お皿が4枚書いてある。 イチゴが12個書いてある。
・同じ数ずつになるように分けたいと思うます。 1人分はいくつになりますか。
その数だけ赤の○を書きましょう。
4) ①子供が4人います。 一人に3つずつアメを配るといくつになるでしょう。
②お皿が3枚書いてある。 イチゴが12個書いてある。
・同じ数ずつになるように分けたいと思います。 1人分はいくつになりますか。
その数だけ青の○を書きましょう。
3)、4) は、良く出題される問題だ。
それぞれ、単独で出題される場合は、然程難しくないかもしれない。
但し、3)、4) を同じ1枚のペーパー上で考えなくてはならないと、線を引いて
対応するように習っている(?)と、 次に同じ問題を同じペーパー上でするので、
線が混じってしまって、「良く分からなくなってしまう」 ケースが多いと思う。
今週の当会の問題では、更に、数も多く、1枚のペーパー上ですべての問題を
答えなくてはならないような場合、どうしても間違ってしまうお子様が多い。
ざっと、ペーパーを見ると、 「花」が、15本で、「花瓶」が 11ある。
以下、大まかな出題としては、
1) お花は何本ありますか。 ○で書きましょう。
2) 花瓶は何本ありますか。 ×で描きましょう。
3) 花瓶に1本ずつ花を活けると、花は何本余りますか。 △で書きましょう。
4) 花瓶に2本ずつ花を活けるとすると、花は何本足りませんか。赤の○を書きましょう。
5) 花瓶に3本ずつ花を活けるとすると、活けられない花瓶は何本ですか。 青の○を書きましょう。
さて、 上記の問題を正答できるお子様ももちろんいらっしゃるが、5)の出題に関しては、
時間がかかっていたと思う。 制限時間内にきちんとしたお答を出すためにはどうしたら良いかは、
それぞれのお子様の発達段階があるので、何ともいえないが、
① ペーパーを見ただけで「わあー」とならないようにすること
② 花瓶の数の数え間違えをしないこと
③ 花の数の数え間違えをしないこと
④ 一度数えた、花瓶の数と、花の数を覚えておくこと(上の方に小さく書いておくとか・・・)
⑤ 時間を短くするためには、数を一つひとつ数えないで、2,4,6,8・・・のように、
または、3,3,3で9、もう1つ3がくると、 9、10、11、12、15・・・のように数えることが
できるようにするとよいので、おはじきや実物のアメ等を使って、何度も練習し、
「数のセンス」を鍛えること
実際には、一つひとつ、 数を数えるのが、幼児の場合の数を数える基本であるので、
お子様の発達段階によっては、まだ、その方法での方が良いかもしれないが、その場合、
もしかしたら、時間が足りなくなるので、 確実にできる問題だけは、「絶対に正答」を導き
出せるように学習しなければならない。
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タンポポ会幼児教育研究所