間違いなく数をかぞえるには? 結構むずかしいんです!!!
昨日の小学校受験クラスでのこと。
ペーパートレーニングを中心にやってきたこのクラスも、5月も終盤を迎え、
今までやってきたことを、もう1度繰り返してする 「総合」になった。
数量、図形、言語、常識と、1週ごとに、領域ごとに学習してきたが、
「総合」になり、 全部の領域が、少しずつ1回ごとの授業に入ってきている。
この時期は知能開発と、集中力や根気力を高める・・・という目的もあって、学校別の対応
とは違って、ペーパー出題をする「難関校」に向かっても、十分対応できるように、
又、英才教育の観点からも、発展問題として、難易を少し上げてある。
その中で、気になったのが 「計数ー数かぞえ」
いつもお子様たちには、「計数」の問題になった時、
①1度数えたら、おしまい。 数え直さないでも済むようにきちんと数える習慣を付けること
②数えるものの絵を見た時、目に入ったものからでなく、上から、又は左からと
いつも、数える順番を決めておくこと
③数える物を見つけたら、必ず、指と、声(心で言う)が一緒になるようにすること
→ 声は 「5」 と言っていうのに、指が動いてしまっていて 「6」 の所を指している
③どうしても印をつけなければ分からなくなってしまう場合は、付けてもよいが、
その場合、余り、大きく印をつけないこと
④お答を書く時には、○○○○○ ○○○○○ ○○ 「12」 のように
後で 答えた問題を使う時に 数え直さなくとも済むように、見たら分かるように
書くこと
等々を、伝えてきている。
今週の「計数」は、知能開発のために、目に入った時 「えー!」というような図柄に、
「わざと」してある。
暁星小学校 は、「数かぞえ」の出題が多い。 短時間に複数のものの数をかぞえなくては
ならない。
立教女学院は、全体が1枚の絵になっていて、その絵の中で、
「池にいるアヒルは何匹か」 「木に止まっている鳥は何匹か」 「空を飛んでいる鳥は何匹か」
etc. と、かなり複雑な絵の中から指定された絵を数えて行く…という問題が多い。
また、1度数えた物をもう1度使う形式、たとえば、
「今、数えた中で、一番数の多いものと、一番少ないものを比べて、多かった分は○で、
少なかった分は×で、書きましょう」 という問題に発展していくので、
自分で数えた数が間違っていたら、全部が間違ってしまうことになる。
「数かぞえ」の領域は、
「慌てず、一つひとつを指と声を一緒にして、集中してかぞえること、
あきらめないで、根気よくかぞえること」 かもしれません。
ただ、数えるだけなのですが、これが、お子様の発達段階が
良く分かるので
多くの小学校入試で出題されるトップの課題である
のだと思います。
絶対に間違いなく数える!!! を習慣付けましょう。
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