コミュニケーション能力UPこそ、語学熟達の極意!?
英語教育についての論が白熱している。
すでに、2年前より、新しい学習指導要領で、小学校5、6年生を対象にした「外国語活動」が
始まっているようだが、実際に「子供たちの英語力」の現状はどうなのであろうか。
政府の教育再生実行会議で、提言案の柱は、グローバル化への対応として、小学校英語の
教科化に向け、学習指導要領改定を検討し、英語教育の開始の目安は「4年生ぐらい」
から・・・と。
外国に行くと、日本人がどんなに〈英語が苦手〉かが分かる。
英語が母国語でない、ヨーロッパ圏の国々に行っても、北欧に行っても、アジア圏に行っても、
どの国でも、英語で用が足りる事が多いので、不自由に感じることはほとんどない。
ということは、やはり、英語は世界共通語で、多くの国の人が英語を話せるということであろう。
日本人は世界でもトップレベルの教育を受けているはずであるのに、どうしてだか、
「外国語」を習得しにくい国民性がある?のかもしれないと思える。
21世紀を担うお子様たちが、きちんと英語を習得し、世界で堂々と自分の意見を
言えるようになる「英語教育」が、本当に根付いて欲しいと思う。
但し、日常会話程度レベルでは、「英語が話せる」ということにはならないので、
国際的に、間違った解釈をされないような高レベルの英語の習得の必要性が
切実であると思う。
「外国語の習得にあたって英語や日本語など言葉の出力が違っても、
共通基底能力は同じである」
「外国語の力が伸びないのは、母語で言葉を構成する力が弱いから。母語の読解力、表現力を
伸ばすことが先だ」と強調している言語学者の意見を多く聞く。
小学校受験準備でも、母国語である、日本語でさえも、「聞く力」「話す力」が、既に
5歳児、6歳児でも顕著に差が出てきている。
言語能力とは、「質問されている意味が分かるか」 「どんなふうにこたえると
正解なのか」 ・・・・か理解でき、もっと進んだ時に、「文脈を読み取ることができるか」、
「正しく説明することができるか」、「論理的に話したり、文章を構成したりすることができるか」
ということにつながっていくと思われる。
算数も、出題されている文章題の意味が理解できなければ、解けるはずもない。
英語も、先人の中には、立派に世界に通用している人々もすでにいる。
彼らに共通して言えることは、「まずは、日本語で、立派に論破できる人達」ではないかと
想像する。
小学校4年生ぐらい・・・・からなら、日本語もきちんとできるようになっている?ので、
英語も、取り込むことができるかもしれないが、相当の努力が必要に違いない。