早稲田の自由遊びでの問題(複数年、出題)
◆用意された道具を使って相談して遊ぶ。
・バケツ、縄、
・ペットボトル、手ぬぐい
・手袋、ロープ
・布、バケツ
・新聞紙、洗面器
・ホース、食器洗い用のスポンジ
グループによって出された道具は違うが、どれも、<遊ぶのには今一つ?>
のもので 「さて、どうするか?」
「お子様はこんな道具でお友達と遊べますか?」
年中さん、4歳のお子さまの様子でのこと。
昨日、 教室で、少し早目にいらしたお子様に、「積み木ブロック」で遊ぶようにいいました。
彼が黙って、箱一杯ほとんど全部を使って造ったものを見て、
「うぁーすごい!」と思わず言ってしまいました。
微妙に傾いているその感じが、倒れそうで倒れないその感じが、かえって、
素敵なビルのデザインのようで、建築家も顔負け?かも。
今までも、箱一杯のこのブロックを使って、<皆で動物を作ってみましょう>や、
<皆で建物を作ってみましょう>、<皆で乗り物を作ってみましょう>、
勿論、<何でも好きな物を作ってみましょう>で何度も遊んでみましたが、
2人でも、3人でも、グループになると、なかなか作れないことが多いのです。
年長児になると、その中で、一人でも意見を言うお子さまがいれば、なんとか
できるのですが、まずは、ブロックをなんだか触っているだけで、形になかなか
なりません。
中には、自分のブロックの分?だけを胸一杯に抱えて、隅の方に行き、自分
だけのものを作ろうとするお子さまもいます。
多分、この光景は、幼稚園や保育園では日常茶飯事で、珍しいことではない
かもしれません。
でも、小学校受験では、これでは、困るのです。
自分一人ではできるのに、何人かが集まると一つのものを協力して
造る力は、社会性がないとできないわけですから、小学校に上がることは、
その力がないと困る…と学校が判断しているから、「わざと、遊べないような
道具」を用意して、困った時に解決する能力が育っているかを見るのだと
思えるからです。
逆に、このリーダー的存在になれれば、<合格>の可能性が多いに
ありというところでしょうか。
早稲田でも、成蹊でも、グループに出題された課題を時間内にできなかった
場合、そのグループ全員が 「不合格」になるケースが多いと聞いています。
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タンポポ会幼児教育研究所