小学校受験で難関校に合格するための雑記



小学校受験で難関校に合格するための雑記


としょかんライオン (海外秀作絵本 17)/岩崎書店
¥1,680
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 慶應絵画クラスでのお話。 上記にご紹介した『としょかんライオン』は、東京、池袋の立教小学校の入試問題で学校が実際に使用した絵本である。試験にどのように使われたかは、幼児の事後報告なので、大体のところしか分からない。


 しかし、読んでご覧になると、学校側がこの絵本を入学考査の際に使用した意図が分かる。


 慶應絵画クラスでは、慶應だけでなく、早稲田、青山学院、桐朋、桐朋学園、成蹊や、上記で上げた立教小学校などの絵画の領域への対応として、毎週、良書を選んで、その絵本の内容をいろいろふくらませて、幼稚園児の想像力や創造力そして、言語力を高めるために使っている。


 立教小学校が入試に「絵本」から出題することで、大変良いことは、ご父兄が絵本をお子様に与えることの良さを分かりつつも、なかなか実践できないこともある時、<テストに出るぞ!!!>と一言添えると、真剣になって、実行してくださることが多くなったことだ。 どの親も、良書を自分の子供に読み聞かせることに異論はないと思うが、日々の生活の中で、心して・・・となると、ご家庭の環境によっては、なかなか難しいのかもしれない。


 教室では、「毎日3冊、必ず、夜寝る前に絶対に読んであげてください」とお願いしている。又、「読んであげた本のリストを作って置いてください。きっと、いつかお子様に感謝される時が来ます」とも。


 子育て中は忙しくて、母親も眠くて、自分の経験でも、子どもに本を読んでいるうちに自分の方が先に寝てしまった・・・なんてこともしょっちゅうだったと思う。 でも、過中にいると、長く感じられる子育て期間も、過ぎてみれば、あっという間のような感じである。思いだせば、昨日のような気がしているのに、もう既に、皆、親の手から離れている。


  幼い時の、記録は、何にも代えがたい。 一日いちにち、彼等はものすごい吸収力で伸びていっている。小学校入試で「絵本から出るから」が子供に良書を与えるきっかけになったとしても、「絵本を毎日3冊読み聞かせる」事を継続させることの意義は計り知れない。


  写真は3月の「慶應絵画クラス」の授業展開の中で、ライオンを題材にして練習した絵・制作の一部。

クラスでは、絵の習得だけでなく、それに伴う「言語の領域」も合わせて指導している。



 子どもの知育・徳育・体育をバランスよく伸ばす幼児教育

 タンポポ会幼児教育研究所