小学校受験で難関校に合格するための雑記


 昨日、2歳児の「DAISUKI リトミック!」のクラスがあった。このクラスは、タンポポ会は場所を提供しているだけである。


 一つの部屋では、年長児が「難しいペーパー」に取り組んでいた。 もう一つの部屋からは、キーボードの楽しい曲が流れ、お母様と、2歳児が、歩いたり、駆けたりしている。 音楽の持つ、魅力は最強の一つかもしれない…と思う。 同じ「学習」をしている場所であるが、音楽が付いていると、皆が笑顔になり、皆が歌をうたい、とても幸せな気分になる時間を共有できる。


 2歳児のお子様方の笑顔に心が和む。 お母様とリズムに合わせて動くお子様方の表情が素晴らしく、その様子を見ているだけで自然にこちらも笑顔になってしまう。


 タンポポ会は、今年の初めから、杉並区の子育て券を導入した。 受験指導とは関係なく、教室の空いている時間を使って、地域のお母様と赤ちゃんが集うことができるようにと思い、「DAISUKI リトミック!」の時間を提供している。受講料も安価で、こんな上質な時間を母子で過ごせるなら、もっと多くのご家庭が参加なされば良いと思うので、今後、大いに応援したいと思う。


 「リトミック」は、小学校受験でも色々な学校で考査の課題として取り上げている。資料をみると、成城学園小学校や日本女子大学附属豊明小学校などは1930年ごろの入学考査にもある。他にも、桐朋小,桐朋学園小学校、国立音楽大學附属小学校や、色々な女子校でも、出題されている。 


 「リトミック」を幼稚園入試、小学校入試の観点から見てみると、「もし、これがテストなら、もしかしたらバツかも」と感じるお子様の様子がある。 ノンペーパー対策クラスでの授業で、リズムを刻めなかったり、テンポを合わせることができないお子様がかなりの人数でいるのにびっくりする。 楽しい曲が部屋一杯に流れているのに、体が少しも反応しないように見受けられるからだ。又、子どもたちが余り、歌を歌わないのも気になる。


 音楽も「幼稚園では遅すぎる?」 のかもしれない。 赤ちゃんの頃から、お母さまがいつも歌を歌ったり、童謡や、心地良い曲を聴かせてあげる必要が絶対にあると思う。 


 リトミックも早いお子様は1歳児からの導入も可能である。 まだ、歩けなくても、今、はやりのベビーマッサージや、母子でのムーブメントと同じように、お母様のリズムをお子様に伝授すれば、音楽が流れると、自然に体は反応してくるようになるはずだ。「右」と「左」が分からなくなるお子様が年長児でもいるが、音楽を借りて「みぎ、みぎ、ひだり、ひだり、ひだり、みぎ」のように体を使って楽しくやっていくと割に自然に習得できるかもしれない。


 青山学院幼稚園や学習院幼稚園は、大學まであるその後の一貫した教育の場にふさわしいご家庭の子女を選択する。人数を少ししかとらない幼稚園の入試では、お子様が受動的でなく、能動的でないと選抜の場ではなかなか難しいが、それは、一日の突貫作業では間に合わない。 はやり言葉の「いつやるの?いまでしょ!」は大学入試現場だけでない。



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 タンポポ会幼児教育研究所