小学校受験で難関校に合格するための雑記



昨日の、青山学院幼稚園、学習院入園希望の授業体験者のお母様からの話から思うこと。


 前にも書いたが、教室のホームページを見て、「体験授業を」とお問い合わせのご家庭の中に、「保育園」に通っていらっしゃるというケースがに日ごとに多くなってきている。


 昨日のケースもそうであった。 一昔のように小学校受験は、「お受験」イコール有名幼稚園出身者の構図は成り立たなくなっていると思う。 幼稚園入園時から有名幼稚園に入れたいと思うお母様の中には仕事を続けるに当たって、幼稚園から大学までの一貫教育の所に預けることができれば、自分が仕事をしていることでの子供に対しての負に感じる部分が少し薄らぐという。


 同じ悩みを多くの母親が持つと思う。 自分も生かしたいし、自分が小さい頃から過ごしてきた生活水準と同じようにしたいと思ったら、自分が働くしかない!のが現実かもしれない。


 2.5万人いるといわれている待機児童数、推計では85万人になるとか。東京、杉並区では、希望者の半分ぐらいしか充当できていないという。


 「ベビーケーション」・・・・ベビーと教育の造語を伝えてくれたのは、ある受験業界老舗のコンサルタントであるが、まさに、その必要性を感じる。


 フランスでは、国をあげての対策が功を奏して、出生率が上昇したという。 2歳から預けられる保育学校は、7時まで保育児を預かり、授業料も家計に負担がかからない程度だという。


 「育児」は母親の専売特許!と従来は考えられているが、今の社会事情ではそうはいかない方向に加速的に進んでいると、多分世間では一般的でない、有名私立幼稚園・小学校受験準備の現場でさえ、膚で感じられる。


 さて、そこで・・・と。 筆者のようなところも、今も、今までも、仕事をお持ちのご家庭にとっては、そんなに便利な場所ではなかったと思う。 くどいようだが、ほんの少し前までは、「お受験」の世界は、ほとんどが幼稚園出身者であったからだ。 今、そうでなくなりつつある中で、「保育園」の機能も備えつつ、さて、受験となった時にも困らない【受験保育】の考え方が必要になってくると思う。


 かけがえのない、大切なお子様の人間として必要な要素ができる大事な時期に、自身で育てる時間よりも、他者に預ける時間の方が長いと考えた時、預ける場所の判断は、「空いたから・・・」では済まされないと思うが、どうか。


 筆者は、若い御夫婦が金銭面でも余り負担がなく、保育の面でも安心して預けられるような、【受験保育】、ベビーケーションを是非実践していきたいと考えている。



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タンポポ会幼児教育研究所