こんにちは。

長崎県諫早市にある母乳育児産後ケア専門の

たんぽぽ助産院、助産師山口亜矢子です。

今日も母乳育児のメリットについてです。

なかなかメリット多すぎてこの話が終わらないなぁと少々思ってしまいます（笑）

お母さんのメリットもなかなかたくさんありますよ！

ではいきますね。

①お母さんの病気の予防効果がある

②お母さんの睡眠時間が長い！

①お母さんの病気の予防効果がある

母乳で赤ちゃんの病気が予防できることは以前書きましたが、お母さんの病気も予防できます。

乳がん、卵巣がん、子宮内膜がんのリスクが下がります。

これはエストロゲンというホルモンに関係する病気です。

エストロゲンにさらされる期間が長いほど発症しやすくなります。

授乳中はエストロゲンレベルが低下するのでこれらの病気のリスクが下がるわけですね！

ということは、長い母乳育児期間のほうがリスクが低下し、乳がんは子どもの数が多いとさらにリスクが低下します。

しかしリスクは下がるとはいえ、まったく発症しないわけではありません。

授乳中、しこりがなかなか取れないと思っていたら、乳がんだったということもあり得ます。

授乳中、しこりができてしまい赤ちゃんが吸ってもなかなか取れないときは、助産師に一度ご相談してくださいね。

またお母さんの骨粗鬆症や関節リウマチ、心筋梗塞や高血圧のリスクも低下させるという研究結果もあります。

またまた糖尿病のリスクも低下する作用が母乳育児にはあります。

妊娠糖尿病と妊娠中に診断を受けたお母さんは、その後に２型糖尿病になるリスクが高くなると言われていますが、３か月以上母乳育児を行うことで、出産後１９年以内の発症リスクが30％減少し、その発症時期も遅れると言われています。

お母さん、長生きできそうですね・・・！

母乳育児には妊娠中に蓄えた脂肪を動員し、代謝をリセットする効果があるとか。

お産をするたびにお母さんのからだはきれいになっていくと昔の人は言いましたが、そういうことがわかっていたのか・・と思います。

②お母さんの睡眠時間が長い！

授乳の方法によって赤ちゃんとお母さんの睡眠に影響があるか？という研究の結果の話です。

結果は、

なんと、なんと！

夜間母乳で育てているお母さんのほうが、ミルクを与えているお母さんに比べると最大４０分多く睡眠をとっているという結果だそうです。

正直これには私もえ～ほんと？

というのが正直な感想です。

うちの長女は寝なかったからですね～。

個人差はあると思うんですけどね～。

研究だけじゃわからないこともあると思うんですけどね～。

ちょっと突っ込みたい衝動にかられました。

まぁ、確かに授乳すると睡魔が襲ってきます。

夜間の授乳は秒で寝られます（笑）

これは授乳に関係するプロラクチンというホルモンのせいであったり、オキシトシンというホルモンにも鎮静作用があったりすることが関係していると思います。

やっぱりミルクは起きて作らないといけないので大変だと思います。お母さんはえらいですね。

あと、夜の母乳にはメラトニンという睡眠を調節する成分が多く含まれており、昼と夜では３５倍濃度が違うそうです。

お母さんの寝る時間が遅いほどメラトニン濃度は高くないとも言われています。

お母さんも規則正しい生活が必要ですね！

まぁ睡眠に関しては、個人差がけっこうあると個人的には思っているので（笑）何とも言えないですが、知っているとちょっと気が楽かもしれません。

では、また！

母乳のほうがよく眠れる？