フランス人の若者
5名の中に、
30代の日本人が
一人参加してのグル-プ面接。
それも、
フランス語レベルが
足りなく、ほとんど何も
言っているか分からない、
何とも場違いな場所に
いる私。
もちろん、
一言も発言できるわけもなく、
それも、
分かっている振りをしなければ
ならず、演技している苦しい私。
その後、個人面接です。
面接で聞かれそうなことは、
日本でも、フランスでも
想像がつきます。
これは、念入りに
準備していました。
準備していた質問と
同じものが聞かれると、
何度も練習していた
答えを、自分の言葉のように
意見します。
やはり、
準備していると違います。
私のサ-ビス業の経験について、
自分をアピ-ルします。
ホテルでは経験はないが、
日本人のお客様は、
もちろん、
多国籍のお客様のサ-ビスの
対応には慣れている。
ビザについても
ワ-キングホリデ-ビザのことは
詳しくしらないようでしたが、
人事担当者に問題ないと説明。
ただ、やはり
面接が長くなると・・
そして質問も多岐に渡りだすと、
私のフランス語、
ほぼ準備してきた
丸暗記状態のフランス語は
ボロを出し始めます。
だんだん言葉につまります。
そこで、面接官が
助け船を出してくれました。
「 英語でも大丈夫です。」
温かい言葉で、もちろん断る理由もなく、
英語で面接を続けました。
もう、フランス語でアタフタと
していたのが、
英語となると、
やっと
言いたいことが言える!!
喜びを得て、後から後から
言葉が出てきます。
そして、フランス人の英語を
聞きながらの面接。
自信がなくなり、意気消沈していた
私でしたが、英語となり
自信を取り戻しました。
何とも、自分の英語が
「素晴らしい!!」
そんな気にさせ
させてくれます。
どうしても、
フランス語訛りの英語だと
上手には聞こえないのです。
面接官ごめんなさい。
そういう自信が溢れてる時は、
きっと表情もいいものです。
自信なく、おどおどしている
自分では、フランス語レベルが
劣るのに加えて、
採用したいという魅力的な人物には
人事担当者には映らないはずです。
フランス語は、どうも怪しかったですが、
グル-プ面接以外の
個人面接の手ごたえは、
悪くはありませんでした。
悪くはないというよりも、
自分の思い、伝えたいことは
言い切った感じで、
失敗した振る舞いも
ありませんでした。
日本にいる時から、
そして渡仏してから
履歴書を送った会社、
問い合わせた会社は何社でしょうか?
多分、すでに100社は
超えていました。
ほとんど反応がない中、
面接まで受けられた。
それも、パリでフランス人と
同じレ-スのスタ-トライン。
就職活動、面接を受けられた。
ただ・・・
それだけでも、
あの時の私には、
満足度は十分と言えました。
パリのホテルに
履歴書を持ち歩き、
配り歩いていた
多くのホテル。
その中でも、オペラの横にあり、
日本でも格式の高い方にはいる、
インタ-コンチネンタルホテルグル-プの
Inttecontinenntal Hotel Le Grand
インタ-コンチネンタルホテル、ルグランドホテル。
建物はもちろん古いですが、
内装など豪華絢爛。
古いのは当たり前なのです。
何と開業は1862年です。
ナポレオン3世の第二帝政時代の
雰囲気を今もとどめる老舗ホテルなのです。
正面玄関を入ったときの
あの匂い、雰囲気。
有名なフロ-リストが
飾ったであろう、
ホテルの中の統一感のある
そして、センスのある
デコレーション。
日本語のホ-ムペ-ジがあります。
覗いて頂ければ、
様子が分かると思うので
是非!!
インタ-コンチネンタルホテルより、
もっと格式のあるパラスと呼ばれる
以下のホテル。
フォ-シ-ズン.ジョルジュ.サンク
ル.プラザ.アテネ
ル.パ-ク.ハイヤット.パリ.ヴァンド-ム
L’hôtel Le Park Hyatt Paris Vendome –Paris
直接足を運んで履歴書を渡し
ホテル内も見ましたが、
ロビ-の空間や、内装なども、
インタ-コンチネンタルホテルが
一番お気に入りでした。
実際に自分の気に入った、
その素敵なホテルの
人事担当者に、
私の履歴書が目にとまり、
採用試験のチャンスを与えてもらえた。
もう、それだけで、
試験の合否よりも、
面接を受けたという経験。
事実だけで十分。
そんな気持ちになり、
会場を後にして、
パリのメトロ、地下鉄に乗り、
爽やかな気持ちで帰路についたのでした。
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