なーさん年長の時の話。
クラスにKちゃんという、それはそれは強い女の子がいました。
なーさんとKちゃんは朝のバスも隣同士、教室、預かり保育、一日中ずーっと一緒でした。
今日遊ぶ遊び、遊ぶ友達、遊ぶ順番、すべてKちゃんが支配。(これが理由でクラスの女子数人、卒園を前にして行き渋り発生)
(なーさんの幼稚園は自分の席が決まっていないので、自分がどこに座るか、給食は誰とどの席で食べるか、毎日自分で考えて決めるスタイルです。)
ある日、仕事が終わって預かりに迎えに行くと、
「ごめんねぇ。なーさんアスレチックから飛び降りて鼻血が出ちゃって」
「園長先生と学園長先生にも見てもらったんだけど、鼻の骨は折れてないみたいだけど冷やしてて。ごめんねぇ。本当にごめんねぇ。」
と、預かりの先生が平謝り。
理由を聞けば、Kちゃんに、
「ここ(アスレチックの上)から飛び降りないと友達やめるー。もう一生遊ばなーい。」
と言われて、素直に飛び降りたらしい
その場に何人か居たらしいけど、飛び降りたのはなーさん1人。
(そりゃそうだ今ならわかる。言葉をそのまま受け取る特性)
なーさん、
「先生、Kちゃんにめちゃくちゃ怒ってた。人に飛び降りろって言う前に、自分はここから飛び降りれるの!?」
って言ってたー(←ニコニコ)
なーさん、そこはニコニコじゃないと思った私
その時はそんな特性知らないから、私も感情的になって、
「飛び降りろって言われて何でそんな高いところから飛び降りる?Kちゃんの言うことなら何でも聞くわけ?じゃあKちゃんが◯ねって言ったら◯ぬの?何で嫌だって断らないのそんな、飛び降りないと友達やめるなんていう子と遊ばなくていい」
と、なーさんをかなり追い詰めてしまった
なーさん、何も言わず涙目で私を見つめて、悲しそうな顔してたな•••
なーさんはKちゃんのこと、大好きだったんだよね。
幼稚園の先生も常にそれは言ってた。
憧れというか、なーさんはKちゃんに指示されても、嫌な顔しないでニコニコして一緒にいるって
後に診断がついた病院で、
「この子は裏表のない素直で性格のいい子ですよ。」
って言われたけど•••
親としては複雑だよね