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11月10日、ゆめとの別れ
介護生活が始まり、一年過ぎた未明。ゆめは天に召された。
ゆめとの出会いは、友人から保護猫として、四匹の子猫を引き取ったのが始まり。
生まれつき、三匹の子猫より、ちいさかかったけれど、負けん気が強く、そのくせ甘えん坊。生後間もなく、ひめがなくなり、今年の四月には、茶トラのてつが亡くなった。
ゆめは、昨年から排尿障害があり、オムツ生活であった。左後ろ足の力が弱いから、転ぶことも度々見られた。
それでも食欲旺盛で元気な子だったが、次第に起きることも、食べることも出来なくなり、亡くなる前の日は頭を上げて、何かを訴えたそうな目をしていた。
意識が遠のく中で、その手で握り返してくれ、にゃーと最期の鳴き声で答えてくれた。
てつの死は突然で号泣したが、ゆめの死は、その日の準備が出来ていたのか、どうかはわからないが、後から後から胸が痛い。
11歳8カ月。介護生活になり一年。ゆめは幸せだったと思いたい。
先代の猫ちゃん、ワンちゃんに出会い楽しく暮らしてほしい。
ゆめ、ありがとう。