撮影も無事に終わったので、私たちはさやっちのホテルへと帰投し、反省会を済ませてから食事時間へと入った。
瞳たちは洋食レストランだが、私に関してはどういうわけか、リナと美紀とまりなとまゆき同伴でのディナーなのだ。この流れはというと、そう、私たち5人でやってるミーティングそのものなのだ。

「結局やるのかよ!」
それが私の答えだが、リナは、
「だって、やらなきゃあたしたちだって一週間の流れを把握できないんだもん」
と、答える以外なかった。
ということで、私たちがいるのは中華料理店で、リナと美紀たちにとっては居心地のいい場所であった。今日のためなのか知らないが、ホールガールの子がチャイナドレス姿で対応してきたので、リナも、
「すごく似合ってますね」
などというので、ホールガールの子も、
「ありがとうございます。いつもここに来てくれてるんですから、リクエストに応えてあげなきゃって思いまして・・・」
と話した。

「たー吉は何食べるの?」
リナが私に、今日はどうするのか尋ねてきたので、私は、
「麻婆豆腐だけでいいや!明日も撮影なんだからさ」
と、とりあえずは麻婆豆腐で、とオーダーしたので、リナや美紀も、
「じゃ、あたしたちもそれにしようよ」
「まりなやまゆきも、それでいい?」
と聞いてきたので、まりなやまゆきも、
「ええっ!」
「そうしましょう!!」
と二つ返事で返したあと、リナはホールガールの子を呼んで早々とオーダーした。

「じゃ、さっそくだけど今週一週間のことについて話すわね」
リナがいきなり仕切りだしてきたので、私は、
「今週は撮影あるのみだから、俺から言うことなんてないよ」
と、今週は撮影だけなので、こっちから言うことはないと言い放った。