午後

















といっても15時の休憩時間。
私はというと、ミーティングを強行実施するリナたちについて瞳と二人で話をし始めた。
「ということでね、リナと美紀のやつ、まりなとまゆきと組んで俺を呼び出してミーティングさせるんだぜ。今度のロケでさ」
私はあらためて、そのことについて瞳に話した。

瞳もまた、
「あの子たち、ほんとに相変わらずなんだから!琴代さんは反対の立場を守ってるけど、リナたちは賛成したって勘違いしてるのよ」
と、勘違いしているのはリナたちだと話したが、リナもやってきては、
「何言ってるの!あたしたちはたー吉のことを思って、ミーティングしてるんだから」
と話したが、瞳は、
「あなたたちは、あたしたちがグラビア撮影しているとき反省会してるじゃん!」
と話し、私も、
「俺らはその日の撮影に対し、よかった点や悪かった点を話しながら情報交換をしてるし、互いに気を付けながら次の撮影にはいい結果をお互いに残して以降、素敵な思い出を商品に託しておきましょうよ、ってことで反省会をしてるんだ」
と、反省会をする意味を説いた。

「あたしたちも参加してるけど、あたしたちがやりたいのは、その週のあなたの動きをお互いに確認しあうのがミーティングじゃん。来週と再来週はミーティングできないってことなの?」
リナが私に話すと、私は、
「だってさ、やることは基本撮影だけじゃん」
と、基本的なことは撮影あるのみだと話し、瞳も、
「そうなの」
と答えた。

「じゃ、琴代さんにラインで聞いてみる?」
私がリナに、琴代さんにラインで聞いてみるか、と促し、リナも、
「うんっ!」
とラインのメッセージを送った。

それからしばらくしないうちに、琴代さんから返事が来たが、リナはそれを読みながら、
「やっぱり、あたしたちだけのミーティングはNGだって」
と、結局は毎週月曜日にやっている私とリナと美紀、まりなとまゆきだけのミーティングはロケ期間中自粛せよ、という意味のメッセージだってことをようやく悟った。