午後














今日の私は、いつものようにリナと美紀、まりなとまゆき、それにお姉さまを交えてのミーティングなのだ。
私はというと、
「明日は琴代さんたちを交えてのミーティングがあるし、香水の最新モデル発売明けも忙しくなるのは、確実だろうね」
と話すと、リナも、
「うんっ。気が付いたらもう7月だもんね」
と、今年も半分を経過したことを実感しながら言った。

「琴代さんは俺らに、どのようなスケジュールを言い渡すのだろうか…。まぁ、俺からすればそれが楽しみだったりするけどね」
私はスケジュール自体が楽しみ断と話し、さらには、
「現地での休日も、ちゃんと設定してるから楽だね」
と、現地での休日も当然ながら設けられることも話した。まぁ、私からすればロケ唯一の休日はいつものようにおふくろと悠梨を交えてのデートが控えてるけどね。そのほうが、親子水入らずの時間が増えるだろうし、精神的にも楽になるだろう。

「でもね、休日は親と過ごすのはNGね!」
リナが私に、今回のロケに関しては休日は自分たちと過ごせと言いたげそうな顔をしていた。
「えっ?!それってどういう意味なのさ!」
私は意味が分からないので、それについてリナにきちんと説明しろと要求したのだ。

リナはそんな私に、
「だって、たー吉って、グラビアのロケの時休日は家族で過ごしてるじゃん!!たまには、あたしと美紀とまりなとまゆきでデートしたっていいじゃん!!ビーチではあたしたちのビキニ姿が見れるし、一緒に遊べるんだよ!そして、あたしたちとたー吉でイイコトもありだけどね」
と、体の関係も含めてのデートがしたいというので、私は、
「気持ちはわかるけどさ、今、お天道様が出てる時間帯だぜ!お姉さまだっているんだし、話す時間ってのを配慮しようぜ」
と、言いたいことは大体わかったが、時間帯というものを考えろと一喝した。

「分かったわよ…。その代り、来月の連休はそれをリアルにやってやるんだから」
それがリナの、ささやかな抵抗だった。