帰宅後の私はというと、リナと美紀と三人で明日のことについてミーティングをしているところだ。といっても、企画会議のようなものなのでベランダ席でもいいんじゃね?のレベルだが、この日はミーティングルーム、かつて私たちがリモートで仕事をしていた場所で集まることにした。

テーブルなど必要ないし、椅子なんて生意気だ。私たちはそのまま座って明日の打ち合わせをすることにした。
「今日は、ほんとにごめん」
私は今日のことについて詫びると、リナは、
「もぅ!あたし、ガチで心配したんだからね!今日は瞳とデートしたんだから、来週はあたしとデートしてよね」
と話し、美紀も、
「あたしだって、たー吉とデートしたいもん!!」
と、急にデートしたいとわがままを言うようになった。

「俺も気を付けるからさ。三人でデートするか?」
私はリナと美紀に、今度の日曜日はデートするかと提案したので、リナと美紀も、
「うんっ!!」
「うれしいよぉ」
と、満足げだ。

「明日の事なんだけど、今週は特に大きなことはないし、いつも通りの流れで片付けようか」
「うんっ。でも、香水の最新モデルの発売は中旬だったっけ?」
「20日以降になることだし、それまで時間があるよ。今週は嵐の前の静けさだし、その次の週の金曜日は発売当日だからね」
私は、今週大きな流れはないのでその次の週あたりが、大きな流れが来るんじゃないかと予感しながら言うと、リナは中旬じゃないかと質問したが私は20日以降になると答えると、リナも、
「あっ、そうだったよね」
と、ようやく理解したようだ。