ミュージカル『銀河鉄道の夜』吹奏楽版
一回限りの公演を終えました。
来てくださった皆さまありがとうございました!
中島透さん脚本・演出、西村友さん作曲・指揮の『銀河鉄道の夜』に出逢えたことがまず大事な宝でした。
どんなに難しくても、やればやるほど大好きになって、掘れば掘るほど素晴らしい作品です。
だからこそもっとやれる、自分が命を吹き込みたい、と思いました。
作品に自分が引っ張られている感覚で、絶対に置いていかれたくないと思いながら稽古していました。
そして演奏者の皆さまとの出逢い。
生演奏との歌、芝居、踊りができたこと、一度にあれだけの数の呼吸が合わさり物語を紡ぐことができたことは、大きな経験です。
昨日の本番、物凄く楽しかったです。
透さんが本番後おっしゃっていたのですが、舞台上にいてしあわせだったという感覚。
まさに自分がジョバンニとしてあの時間を旅した感覚は、しあわせでした。
舞台に立つ人の特権としての悦びってこれかなと思います。
子どもの頃に感じていた「舞台に立つ楽しさ」ともまた違った楽しさです。
自分がもっと努力して付けていかなくてはいけない力を思い知る日々でしたが、情熱をもって稽古できたことが個人的になんとも価値あることに思います。
毎作品、毎公演、これが終わったら死ぬと思って(死んでもいいという気持ちで)やるのですが、明日があるなら、次があるなら私はそこに向かってやっていきます。
次の出演作のミュージカル薄桜鬼に向けて、そしてその次のこれから先に向けて、この経験ができて本当によかったです。
本番には、以前ミュージカル銀河鉄道の夜にジョバンニ、カムパネルラで出演の熊本野映ちゃんが来てくれました。
私は『アンネ』で共演もしています。
客席にいると思うと心強かったな。
ありがとうございました!