七夕祭りは中国語で乞巧奠(きっこうでん)と言われる通り、
中国の神話が由来とされてるのが定説になっています。
織姫と牽牛(けんぎゅう)が、年に1回だけ天の川を渡って遭うという、
なんともロマンチックなお話しは、誰もが知っていますね。
しかしこの神話に秘められた深いところでは、
高度な精神文明と高度な科学技術文明の合体、
つまり、第三文明成就への願いが込められているのです。
【参考記事】
織姫は天照大御神であり、牽牛は須佐之男命である。
織姫の由来は、天の衣織姫(あまのみそおりひめ)といって、
空間の経糸と時間の緯糸を司るところから来ています。
牽牛は、牛のように力強く万有を牽引するところから来ています。
天照大御神と須佐之男命は姉弟ですから、
恋人同士の甘いロマンスといったものではなく、
第一文明と第二文明との合体を願うものなのです。
それを何千年に渡って、その時が来ることを願い、
祝う(予祝)というお祭りをやってきたのです。
短冊に願い事を書くのは、その現れなんですね。
もともとは天の大いなる意志ですから、
その意志は延々と生き続け何度でも執り行われてきたのです。
そして、いよいよ機は熟し、今年やっとこさ、
本日、七月七日をもって成就するのです。(だと良いなあ)
本日を境に、良くなる方に向かう(予祝)。
そうなってほしいです。