林 芙美子(はやし ふみこ)
1903年〈明治36年〉12月31日 - 1951年〈昭和26年〉6月28日
1903年生まれ、というと
今年2023年は生誕120年!!
それで、「鶴の笛」今年は2回も朗読検定(4級)課題に選ばれたのかな~?
さて、「鶴の笛」の冒頭
昔、ききんのつづいた年がありました。
その村には鶴が大変たくさんいました。
・・・と始まります。
「昔」「その村」
時代も場所も特定しない「昔話風」の童話です。
この作品を書いた頃の林芙美子は
長野での疎開中
戦時下で食料事情が厳しくなり、
創作活動もままなりませんでした。
「鶴の笛」と同時期(1946年7月)に発表したエッセイ
「童話の世界」を引用します~
(「蛙県蛙村の蛙どん」)の次に書いたのが
「鶴の笛」といふ童話だった
丁度、秋のころで、村にはささやかな祭があったし、
私の知り合ひのお百姓が笛を上手に吹いたのからヒントを得て書いた。
童話を書いていると、
何にも拘束されない自由な思ひがひれき出来た・・・
~引用ここまで
「鶴の国」は戦争による国民の困窮
戦争が終わっても荒廃していた「日本」という国だったのですね・・・
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参考文献として
尾道市立大学教授 柴市郎さんの
林芙美子「鶴の笛」を読む
を参照しました。
こちらからダウンロードして読めます。
↓
カバー画像はCANVAの素材です。
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