YouTubeに毎週投稿していた
芥川龍之介・作「地獄変」
明日でいよいよ最終話!
を前に
大作の朗読に取り組んだ
まとめ、というか
感想です。
個性豊かな登場人物の中で
父・良秀と小猿の良秀。
って、色々対比できると思います。
まず、
父・良秀は嫌われキャラ
vs
小猿の良秀は愛されキャラ
....みたいな?
こともありますが
読んでて思ったのでは
父・良秀と小猿の良秀は同時に登場しないのです。
唯一、
父・良秀の目の前で
娘が焼かれている目の前に
小猿の良秀が火の中に飛び込む瞬間
のみ
まるでドッペルゲンガーみたいだな~
と、感じてます。
小猿の良秀は父性そのもので
娘が父・良秀から召し上げられてから
娘の側には小猿の良秀が。
小猿の良秀は父の愛そのもので
牛車の炎の中に消えてしまったら
父・良秀の父性が消え
燃え上がる火の手を
満面の笑みで眺めるようになりました。
その情景が
ドッペルゲンガー
のように感じるのです・・・
小猿の良秀は
本当に一服のスパイスでもあり
悲劇を増長させる役目もあり
本当に忘れがたいキャラクターでした