2024年5月その1
自民党改革法案ゴタゴタ
★十年の長き奢りの覚さめしごと 乱れのたうつ思ふことなく
投資被害拡大
★画面ゆく有名(人を)かたる詐欺動画
さらに円安すすむ
★円安し日本のまちは外人のにほふがごとく今盛りなり
ドゥブロヴニク
改革法案
いつまでも自民党の政治改革法案は出てこない。出たかと思ったら、各党と比べても最もゆるいものだった。この10年の奢りひずみが自民党の改革意欲を減退させてしまった。緊張感も危機感もなくした政党にもう政権担当の能力はあるのだろうか。
有名人をかたる投資詐欺被害拡大
森永卓郎や前沢勇作、ホリエモンなど各氏のニセ動画が出回っている。投資を呼びかけ巧妙に誘い込んで入金させる手口。
7億円被害の人もあったようだ。
こういう儲かると称する投資はずっと前から後をたたない。
が、今回はこういうニセ動画を提供するプラットフォームといわれる場があり、その場を提供する巨大企業への疑問、非難として現れている。
やはり企業側としては犯罪に利用されるような形での提供は社会正義に反すると考えるべきだ。すみやかな対応が求められる。
円安は円弱
円安が加速している。日銀の会合で総裁がこの円安は物価に影響があるものではないと、円安容認あるいは円安放置ともとれる発言があったからだろう。
日米の金利差が大きな要因の一つだが、なぜか日銀は金利上げにきわめて慎重だ。
一つには1000兆をこえる政府債務。ほぼゼロ金利時代はよかったが、もし利上げとなれば政府の利払い額は増大する。政府からなにか圧力のような無言の要請があるのではないのか?と勘ぐってしまう。
もちろん企業の借り入れ、個人では住宅ローンの負担もあるのはわかるが、いつまでも金利のない世界は続かないし、金利を上回る利益を上げる積極的企業活動、そしてそれが賃上げにまわる循環を目指すのが、本筋ではないだろうか。
日本の成長力、競争力など国力が低下していることを表しているとも言われている。円安ではなく円弱だと。