5/19(日)

 

10:00に桃太郎を「チェックアウト」して、文学フリマの開催される東京流通センターへ向かう。12:00からだから早すぎるかな、と思ったけど全然そんなことなく、長蛇の列。初めてなのでスケール感がわかってなくて。始まって、まず篠崎さんのブースに行って篠崎さんの「ライナーノーツ」を購入。その場で脱字部分をマジックでページに直接書き込んでもらう(!)。

その向かいにあった佐々木敦氏のブースに行って、「佐々木敦による阿部和重(仮)」購入。「ボク、かつて映画美学校に存在した「批評家養成ギブス」参加者ながら一文字も書けなかった落第生だったのに課程修了時に出た批評集には名前だけ載ってるんですよ。恥ずかしくてしかたないですよ…」、などとは言うわけもなく(佐々木さんも当然僕のことなんか覚えてない)、普通に買う。

人ごみに疲れて気持ちが荒んできたところで、ビデオカセット館の後藤さんのブースに遭遇。「さよなら、レンタルビデオ」と小説「あの映画の幽霊だけは本物だ」を買う。

篠崎さんや「BANDIT」で出品している坂さんやのりさだちゃん以外に知り合いもおらず、気持ちもますます荒んできたので1時間半くらいで出て電車に乗ろうとするが、その直前にTwitterで七色祐太さんも出品していることを知って、急いで戻る。七色さんとは、同時期に「TRASH‐UP!!」界隈にいたのだから顔だけは合わせてたのかもしれないが、言葉を交わすのは初めて。「七色さんの文章、好きです」と伝える。最後の一冊だったという「西洋見世物小屋映画の世界」を購入できた!

 

しかし、くたくただ。渋谷に向かう。映画を観る元気もなく、ユニオンを周る。何も買わず。

池袋へ。ユニオン行っても何も収穫なく、やけくそになってブックオフへ行ったら、渋谷哲也さんが訳したファスビンダー「ゴミ、都市、そして死」を1100円で発見!

往来座へ行く。と、なんと表の棚に今野勉と村木良彦と萩元晴彦「お前はただの現在にすぎない テレビになにが可能か」のカバーなし単行本が200円で売っていた!当然手にして、店内に入りのむみちさんに挨拶。まあしかし他に買うものはないし、これだけ買うのもなんだから小原 宏裕『ソウル・ミュージック ラバーズ・オンリー』VHSでも買うかあ…と思っていたところ、早稲田大学博物館で2017年に開催された「大テレビドラマ博覧会」の図録を発見。元値より少し高くなっているが、当時行ったけど図録は買い逃していたので(というか、こんなものが出ていたこともこの日まで知らなかった)、これは嬉しかった。今の僕は、やぱりテレビづいている。

 

18:10のバスに乗って長野に帰る。