4/28(日)

 

お金が払えず解約していたFANZAのピンク映画chに再加入して、荒木太郎『年上の女 博多美人の恥じらい』観る。気恥ずかしい話をまっとうに撮っていて、胸を打たれた。ちょっと落涙。

 

仕事から帰ってきたら、K-plusでレンタルした野沢尚脚本、安田成美主演の「この愛に生きて」のVHS4巻が届いている。送料を含めて4200円を払う価値が本当にあったのか、半信半疑のまま見始める。

 

 

4/29(月)

 

「この愛に生きて」第二話、偶然ホテルを共にした風俗取り締まり課の刑事 岸谷五朗と再会するために売春組織に加入までした安田成美。岸谷五朗と再会を果たした瞬間の、夢見る少女のような表情があまりに滑稽でありながら、吸い込まれるように美しい。爆笑しながら、思わず泣いてしまった。この辺りからグッとこのドラマに引き付けられはじめた。

 

続いて、ファンザで金子修介『OL百合族19歳』観る。山本奈津子と小田かおるの「百合族」シリーズ三作目で、疑似的な同性結婚のハッピーエンドが用意されてすらいるにも関わらず、奇妙な喪失感の方が印象に残った。山本奈津子も小田かおるも大好きだけど、前二作にあった輝きは失われている。むしろ小田かおるのフィアンセだった男を寝とろうとする久我冴子の肉食系の目の輝きの方が画面を活気づけていた。

その後出勤。

 

4/30(火)

 

午前中、佐久のブックオフまで車で行く。特に何もなかったが、前から置いてあった柳生すみまろ「ミュージカル映画」が220円になっていて、俺が買わないと処分されそうだったので保護。

 

午後、上田まで行って『ゴジラxコング 新たなる帝国』を観るつもりだったが、疲れが出て寝過ごしてしまう。

代わりにファンザで林功『透明人間 犯せ!』観る。タイトル通り。せっかくの休みにこんな映画を観ている自分に悲しくなってきた。製作当時全盛期だったピンクレディ「透明人間」をヒネリなく引用する恐るべきミーハー根性も凄い。透明人間ネタを明確にポルノグラフィックな想像力と結び付けた最初の人は誰なんだろう…。

口直しに「この愛に生きて」第三話を観る。高校生カップルのように毎日電話をかけあって密会する安田成美と岸谷五朗の姿が微笑ましいが、ここで不倫関係の男女における金銭、コンドームを巡るやり取りに漲る切ないリアリティ。野沢尚は泉じゅん主演のロマンポルノ『主婦と性生活』は観ていたのだろうか。

このドラマ、豊川悦司の表情豊かで多面的な貌を持つ安田成美の夫役も素晴らしいと思う。こんな溌溂としたトヨエツみたことない!